Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年10月号 国際文化学部 Y.S

・授業について

9月・10月はBeginner’s Swedish Part 1 という交換留学生を対象にした初級のスウェーデン語の授業と、Swedish Culture, Leisure and Sportsというスウェーデンのスポーツや文化についての授業を受講していました。Beginner’s Swedishは週2回eveningにありました。先生によって授業内容に差はありますが、レクチャー方式で試験は全クラス共通のものでした。クラスでは文法が中心なのですが、教科書は英語とスウェーデン語(チャプターが進むにつれてスウェーデン語中心)なので、理解が難しい部分は日本語のスウェーデン語文法解説書があれば勉強しやすいと思います。私はスウェーデン語のテキストを持ってきていなかったので試験前はネットで解説を探して勉強しました。Swedish Culture, Leisure and Sportsの授業では、9月中は屋外でボールゲームなどのアクティビティーが中心でした。10月になると冷え込むため屋内でのアクティビティーが中心になりました。この授業ではスポーツアクティビティーの他にセミナー(講義)やスポーツクラブを訪問したり、スケート場にいったりする学外の授業も何度かありました。また、ネット上でのディスカッションも成績に含まれます。アクティビティが中心でとても楽しい授業なので、ぜひとってみてほしいと思います。私も帰国レポートを読んで楽しそうだったのでこの授業をとりました。ちなみに秋セメスターしか開講されてない授業です。

 

・カルチャーショックについて

個人的にはスウェーデンはとても住みやすい国だと思います。ネガティブな意味でのカルチャーショックはほとんど感じませんでした。ただ日本と違うな、と感じたことはたくさんあります。たとえば、ダウンタウンのお店の営業時間が極端に短いです。日曜日は12時とか14時にオープンしてほとんどのお店は16時に閉まってしまいますし、営業していない店も多いです。それと、大学に留学生の窓口となっているインターナショナルオフィスは火曜~木曜の12:30~14:30しか開いていないので、コースのことや住居のことで相談する際には注意しなければなりません。基本的にオフィスに一回いったぐらいだと動いてくれないので、何度も通う必要があります。私は新しく授業を取りたくて最初オフィスにメールしたのですが全く返ってこず、何度もオフィスや先生やコーディネーターのような方にアプローチし続けたら最初無理と言われていた授業をレジスターすることができました。とにかくスウェーデンはゆったりしており、基本的に仕事が遅い・・・ので粘り強くなることが重要です。

 

・自由テーマ

気候と日常生活について書きます。到着したころはとにかく寒いと思っていたのですが、最近はこの気候にも慣れてきました。10月の第一週ぐらいにぐっと冷え込んだのですが、それ以降はそんなに変化はないように思います。10月の最後の週に初雪が降りましたが、それ以降はまだ降っていないしその時も積もりませんでした。部屋は暖房が入っているのか不明ですが、それほど寒くありません。ただ、ほとんどの日本人はこちらに来て1回か2回は体調を崩しているので暖かい服、コートは渡航時に持っておいたほうが良いかと思います。私はセーター類をほとんど持ってこなかったのでこちらで購入しました。H&Mにいけば安価で質の良いものが買えるかな、と思ってあまり服を持ってこなかったのですが、期待したほど安くなかったので少しショックでした。食についてですが、ベクショーは田舎なので他の大都市のように日本食が簡単に手に入るわけではありません。街に一軒あるアジアンマーケットにあるのはとんかつソースと味の素ぐらいで、あとはスーパーに醤油と日本米に近い米(しかし高い)が置いてあるぐらいです。たまに日本食が恋しくなることもありますが、スウェーデンで暮らしている間くらいこちらの味を楽しむのもいいかな、と私は思っています。毎日日本食を食べたいと思っている人には辛い環境かもしれません。