Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年4月号 国際文化学部 N.Y 

この一年を振り返って

私がこの10ヶ月で得たもの、英語はもちろん多少は上達したと思います。たとえ英単語や文法がわからなくても戸惑うことなく、臆病になることなく、恥ずかしがることなく、積極的に外国人と向かい合えるようになりました。いろいろな国の人と友達になりしゃべることで、英語は英語でも人によってアクセントがすごくて聞き取れないような英語も経験しました。まだまだ語彙や文法など勉強しなければならないことだらけですが、実際に現地に住んで、生の英語に触れ合うことがいかに違うか、本当に実感しました。お互いが完璧に英語がしゃべれない者同士でも心を込めて伝えようとすれば、距離はいくらでも縮められます。みんな真剣に私の拙い英語を聞いて理解しようとしてくれます。たくさんの素晴らしい友達に出会えて幸せでした。またもう一つ得たものは、自炊能力です。私にとっては人生ではじめての一人暮らしだったので、洗濯、掃除、料理など全てをひとりでするようになって、親のありがたみがすごくわかりました。この留学は私にとってはいろいろなことを考えるいい機会になりました。本当にいろいろなことを考えました。

 

帰国後の予定

この10ヶ月で得た英語を持続させたいので、小学校5年生からやっている英会話は続けようと思っています。また、今回自分がいかに文法力、語彙力がないかがよく分かったので、重点的に勉強したい。常に日本でも英語に触れ合う時間をつくって、将来は英語を使う職業に就けるように頑張りたい。帰国したらすぐにTOEICを受験し、どのくらい自分が成長したのか点数で確かめる。その他、後期まで授業がないのでその間に資格などを取りたいと思っている。この10ヶ月で来る前は漠然だった自分の将来像は多少、具体化したので、それを現実にするためにやはり英語はもっと上達する必要がある。だから、英語は引き続き精進する。また積極的に外国人の友達を作りたいです。交換留学で龍谷大学に来ている学生のお手伝いもしたいと思っています。

 

最後に私が思うスウェーデン

人生の中のたった10ヶ月だけではありましたが、全く未知の国で暮らし、少しはスウェーデンの事が分かった気がしています。私が留学していたのが都市ではなく少し田舎なのもありますが、スウェーデンは大らかで、優しくて、細かいことは気にしない人が多かったように思います。男性はお酒を飲めば、流暢になる割合が高く、女性は本当に綺麗な人が多かったです。スウェーデンはStockholm, Gothenburg, Malmoなどの都会でも緑がいたるところにあり、本当に自然がいっぱいの国です。日本にいた頃は自然に目を向けることなどあまりありませんでしたが、この留学中はたくさん、自然の美しさを見て、経験しました。北極圏で見た満点の星空、オーロラ、大学の中の自然、大きな湖、夜10時の真っ赤な夕焼け、広い空、サラサラな雪、他にも思い起こせばたくさんの感動と思い出があります。スウェーデン人はみんな、夏が来るのを心待ちにしています。太陽が出て、暖かくなればみんな外でBBQをして芝生に水着で寝転がり、全力で夏を楽しみます。そんな一年の内のベストシーズンの前に帰らなくてはならなくて残念でありません。スウェーデンは私にとって新しいことを沢山教えてくれました。また必ずスウェーデンに帰ります。いつか、、、スウェーデンは私の第二の故郷になりました。ありがとう。