この1年を振り返って
留学したこの10カ月間、本当に時が経つのが早かったと感じています。私は、この留学で何事にもコツコツと努力し、積み重ね、貪欲にチャレンジするということの重要さを再認識しました。例えば、ここスウェーデンの授業ではただ単に講義を受けて終わりではなく、講義後に生徒同士でその授業に関するディスカッションを行います。これはほとんどの授業に共通することで、ディスカッション以外にもプレゼンテーションや、グループワークなどもあります。この状況の中で、私は思い切って発言し多くの海外の学生と議論をしました。初めは英語力のなさに全くディスカッションが成立せず毎日悔しい思いをしましたが、授業は1度や2度では終わらないので、何回もディスカッションをしていくうちに、つたない英語でもなんとか自分の思いを伝えられようになりました。英語がしゃべられないからと言って黙っているのではなく、しゃべられなくてもなんとか自分の考えを相手に伝えられるように努力を続け、何度も発言を繰り返していくうちに相手が理解してくれるまでになりました。私は悔しい思いを忘れずに努力を続けることの重要さを学び、また学生が私の考えを受け入れてくれることの喜びを感じました。また、勉強面以外にも多く挑戦する機会が留学にはあります。私はこの留学を通してたくさんの友人を作ろうという目標を立てていたので、多くのイベントに参加しました。ある時には、友人が誰もいないイベントで、参加することが億劫でありましたが、そこで新しい友達を作ろうと強い思いを自分に言い聞かせ、積極的に参加することで、輪が広がっていきました。このように努力をコツコツと積み重ね繰り返すことで結果として大きなものとしてかえってくることの重要さや喜びを感じることができ、留学を通して、勉強面だけでなく生活面でも成長できたと思います。
帰国後どう留学経験を生かす予定なのか(帰国後の予定)
留学するまでの大学生活は、とにかく留学することが目標であり、留学してからのことは考えずに勉強していました。そして留学が決まり、いざ海外へ来てみると、これまで勉強した英語力では全く通じず、留学がゴールではないと身をもって経験しました。留学するから英語ができると安易な考えを反省しこれまで以上に勉強に励もうと思いました。したがって、帰国後も継続して英語を勉強し、向上させていこうと考えています。また龍谷大学の国際学部が行っている国際交流イベントに積極的に参加しようと考えています。そこで海外の学生と交流し、ここスウェーデンで培ったコミュニケーション力を発揮したいです。また、帰国後私は就職活動があるため、ここで得た経験を生かし就職活動に臨みたいと考えています。また、留学した成果としてTOEICを帰国後受ける予定です。
授業について
スウェーデンへ留学する前に1番準備しておいたほうがいいことは授業の選択で、こっちの授業形態と龍谷大学のそれとは違っており少しややこしいいです。授業の形態は30クレジットのセットを受講するか7.5クレジットないしは15クレジットの授業を組み合わせて受講する2つのタイプがあります。 英語に自信があれば30クレジットのセットがお勧めです。30クレジットはコースになっており、経済系だったり経営系だったりと、同じ系統の授業が4つの組み合わせで成っています。また、現地の学生がたくさん受講しているためスウェーデン人と仲良くなる機会が多いと思います。 私は7.5、15クレジットの授業をとりましたが、これはレベルが3段階あります。下のレベルから「Pre-University level」、「First level」、「Second level」の順となっています。「First level」は科目の量が多くスタンダードなレベルだと思います。また、1セメスター45クレジットまで受講可能ですが、多くの学生は基本的に4つの授業を1セメスターで取っています。4つ受講する1番の理由が、Linnaeus大学は1セメスター通して授業があるわけではなく、1つの科目を1カ月~1カ月半集中して行われる(授業によっては龍谷大学のように1セメスター通して1週間に1回という授業もあります。)ため同じ時期に2つ以上授業が重なると出席することが難しくなります。例えば、9月から授業を2つ受講すると、1つの授業は1週間に3~4回行われるので時間や日にちが重なるとどちらか休まなければならず、1つはドロップする必要が生じてしまいます。これを避けるためにはシラバスを確認することが重要です。シラバスで期間の確認を怠ると、後に授業をドロップしたり新しく授業を申請したりと、授業の心配を常にすることになってしまいます。以下の理由で1periodに1つ授業を受講する形が1番勉強しやすいと思います。