Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2013年3月号 国際文化学部 Y.S

・日本から持ってきたら良かったと思うもの

【TOEICやSPIの参考書】渡航した時は3回生の夏だったので、留学中はこちらの勉強に集中しようと思っていたのですが、実際には授業時間数も少なく授業が全くない期間もあるのでそういう時間に資格やSPI等の勉強をすべきだったと思います。特に今月から4回生になり、同年代の日本の学生より出遅れているので自分自身焦りを感じています。

【日本語の旅行ガイドブック】ヨーロッパに長期滞在する経験はめったにできないことです。勉強ももちろん大切ですが、あいた時間を旅行に充てることはとても有意義だと思います。ですが飛行機の予約、ホステルの予約や観光名所を調べたりするのには時間がかかりますし、限られた時間でどこに旅行に行くのかを決めるのにも旅行ガイドブックがあると便利です。

【電源プラグ】これは絶対持ってくるべきですが、余裕があれば全世界対応のプラグを買ってくると間違いないです。というのも、スウェーデンはSEタイプかCタイプでヨーロッパはほとんどCタイプで大丈夫なのですが、稀にSEタイプでもCタイプでもない国もあります。例えば、イギリスを訪れた際、BFタイプのプラグを持っていなかったので電化製品が使えず困りました。現地で購入することも可能ですが、マルチプラグなら今後ヨーロッパ以外を旅行する際にも使えるので買って損は無いと思います。

 

・現地の学生、友人について

スウェーデン人に関してだと、実際スウェーデン人と出会う機会は少ないです。というのも、リネウス大学では留学生用の授業とスウェーデン人学生用の授業が分かれており、私達が履修するのはほとんど留学生向けの授業だからです。また、寮も留学生が主に住む寮とスウェーデン人学生が住む寮は分かれているため、バディやフレンドファミリー以外で出会う機会は少ないのです。とはいえ、授業や寮にもスウェーデン人が全くいないわけではありません。以前とっていた授業ではクラスの大半がスウェーデン人で留学生はマイノリティでした。その時の印象は、休み時間も授業中も(少しですが)おしゃべりが多くてにぎやかだな、と思いました。ですが、とても勉強熱心で授業外で勉強している姿をよく見かけました。留学生に関してだと、本当にたくさんの留学生が色んな国から来ています。しかもほとんどの留学生は英語が堪能で難しい課題もこなしています。もちろんヨーロッパや北米からの留学生の英語力は高いですが、韓国、中国などアジア諸国や日本の他大学から留学生の英語力も高く、最初は圧倒されることも多かったです。また、私は日本で実家暮らしだったので寮に住むのが初めてだったのですが、みんな近くに住んでいるので晩御飯を一緒に食べたりパーティーをしたりしやすくて、楽しい日々です。

 

・自由テーマ(旅行について)

3月の中旬に1週間ほどラップランドに旅行にいってきました。ラップランドとは、スウェーデン・フィンランド・ノルウェーの上のほうでオーロラが観測できる地域です。私たちはフィンランドの首都、ヘルシンキ発のツアーに申し込み、ヘルシンキから16時間ほどバスに揺られ、途中Kemiという場所やサンタ村で有名なRovaniemiを経由して最終的にはInariという場所に宿泊しました。4泊して4日ともオーロラを見ることができました。実際この目でオーロラを見ることができると思っていなかったので、とても貴重な経験になりました。また、宿泊したホステルの周りには街がなく、オーロラ観測の妨げとなる明かりが少なかったことも幸いしてオーロラも、満点の星空も今まで見たことがないほど美しかったです。しかし、外は-20~50度の世界なのであまり長くいることはできませんでした。だんだん足の先から冷たくなり、空気に触れていると顔が痛かったです。あと、-10度を超えると鼻毛が凍ります。それも初めての体験でした。また、Inariよりさらに上、ノルウェーの北極海にも行ってきました。海の近くなのでそこまで寒くなかったのですが、街には教会もあり、こんな北国で暮らしている人もいるのか、と驚きました。主に漁業などが盛んなようでした。北欧に留学したからこそこのような経験ができたので本当に良かったです。でももう-50度の世界には行きたくないです。