治安、危険を感じたこと、トラブルについて
【学内での出来事】
9月に自転車を大学の駐輪場に置いて帰った日がありました。数日後取りに行ったときには、自転車がなくなっていました。鍵をかけていたことに加えて、駐輪した場所が大学だったので、まさか盗られるとは思っていませんでした。これからずっと通学で使う予定だったので、非常に残念です。長期間同じ場所に駐輪したことを反省しました。
【寮での出来事】
1週間ほど、同じ寮に住む学生の食べ物や調理器具が盗まれることが多発しました。私が住んでいる寮ではキッチンに個人の冷蔵庫があります。個人の冷蔵庫は、部屋の鍵でしか開けることが出来ないので、冷蔵庫の中身が盗まれることはなかったのですが、鍵のかかってない冷凍庫の中身や、調味料やパン、パスタなど食べ物が、置いてある棚から盗まれました。
私は数週間、鍋とフライパンがなくなりましたが、数週間後にキッチンに戻ってきました。部屋番号と名前を鍋とフライパンの両方に書いていたので、私の鍋とフライパンを使っていた人は“盗んでいる”という認識は多少あったはずです。最終的に返ってきたので良かったですが、不快な経験をしました。
私の友達は個人の冷蔵庫に鍵をさしている間にその鍵を盗まれました。その友達は新しい鍵をもらうことが出来ましたが、誰かがまだ友達の鍵を持っていると考えたらとても不安です。過去のマンスリーレポートでも、隣のビルの高校生が寮に出入りしているという記事がありましたが、実際に寮の中で高校生らしき学生の目撃情報があったので、この一連の盗難は高校生の仕業だったかもしれません。
12月に入ってから1日中曇りの日が続くようになり、太陽を見ることの方が減ってきました。また、日の入りが早くなって午後3時30分には外は暗くなります。なので、用がなければ夜間に1人で外に出歩かないようにしています。
② JAPANESE DINNER PARTY 2018
2018年秋セメスターに、リネウス大学に留学に来ている日本留学生27人と一緒に、日本文化や日本食を紹介するJAPANESE DINNER PARTY 2018というイベントを12月17日に開催しました。運営・企画・食事・パフォーマンス班に分かれて、9月からイベントの準備を始めました。私は企画班に所属して、FacebookやInstagram を通してイベントの宣伝、ポスターやパンフレットを他の班員の学生とデザインしました。
チケットの販売は現金払いのみだったのですが、これがかなり大変でした。スウェーデンは現金使用率が低い国と言われており、ほとんどの人が「Swish」と呼ばれるアプリを使って支払いをします。このアプリを使うにはスウェーデンで銀行口座を作ることが必要なのですが、留学生は作ることが出来ないのでチケット購入は現金支払いに限定しました。しかし現地の学生でSwishでの支払いを希望する人が多く、現金を持っていないために購入を諦める人もたくさんいました。Swishでの支払いに対応出来ていたらもっと早くチケットを完売できたと思います。(スウェーデンの決済事情についてはまた違う月に詳しく書きたいと思います。)チケットは1枚150SEK(約1800円)と決して安い値段ではありませんでしたが、180人もの人が購入してくれました。
2018年のJAPANESE DINNER PARTYのテーマは「DANRAN 団欒」と「スウェーデンと日本の国交150周年記念」で、150年前に始まった日本とスウェーデンの関係を振り返りつつ、「団欒」についても紹介しました。食事は、スウェーデンでなかなか食べることの出来ない日本の家庭料理を楽しんでもらいたいという願いから、卵焼き、肉じゃが、金平ごぼう、天ぷら、なすの揚げ浸し、寿司、炊き込みご飯、ウサギ型のりんご、以上の料理を選びました。
イベントの値段設定、会場選び、料理を作る場所に始まり、180人もの人で埋まっている会場でアレルギー・ベジタリアン・ビーガン・グルテンフリーのお弁当と通常メニューのお弁当をどう配膳するか、どのようなパフォーマンスをすれば日本について知ってもらえるか、などたくさんの課題があって、時には意見が対立することもありました。しかし、たくさんの人が「楽しかった!」や、「最高のイベントだったよ!」と声をかけてくれて、今までにない達成感を味わうことが出来ました。国交150周年という記念すべき年にスウェーデンに来て、たくさんの人に日本について知ってもらうことが出来て、本当に楽しかったです。JAPANESE DINNER PARTY 2018 は留学生活の忘れられない思い出になりました。
お弁当 お弁当配膳前の会場 今期リネウス大学に来ている日本人留学生