Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2020年2月号 国際学部 T.M

試験について

 今月号ではリネウス大学における試験について説明したいと思います。龍谷大学においては試験というと学期末試験、事前にテーマを提示される課題提出系試験の2種類があると思います。しかしここリネウス大学では、3つほどの種類があります。英語で書くとSitting Exam, Home Exam, Written Examであると思います。それぞれの試験についてかんたんに説明します。Sitting Examとは日本で多くの人がなじみ深いであろう試験の形です。決められた時間に試験会場にて全員で座って一緒に試験を受けるタイプの物です。ですが日本の物と大きく違う点が1つあります。日本において、定期試験は1科目当たり2時間以内ほどが妥当だと思います。しかしリネウス大学では、1科目ごとに半日ほどといったように比較的長時間続くことが多いです。長時間試験が続くことが多いため生徒は飲み物や食べ物、お菓子などの持ち込みが許されています。私はこの試験方法をとっている授業を履修したことはないのですが、試験を受けた友人に聞くと慣れていない人には集中力を保つのが難しいと言っていました。

 次にHome Examについてです。この試験方法は日本の大学においてはあまり見られないと思います。名前の通り、この試験は家で受けることもできます。基本的には与えられた課題を提出するのですが制限時間があり、限られた時間に多くのタスクを求められるためこれも慣れていないと難しいです。1度だけ受けたことがあるのですが、その時は2日間で4,000語ほどのエッセーを提出することを求められ、ほぼ一日中図書館にこもってクラスメートと課題に取り組みました。

 最後に説明する試験方法としてはWritten  Examがあります。私が思うにこの試験方法は3つの中で最も簡単な物です。与えられた課題を提出するのですが、Home Examと違いテーマが授業開始からまたは締め切りの大分前から提示されています。そのため長期間準備することができます。私がこれまで受けてきた試験の中でほとんどがこのタイプの試験でした。またこの試験方法の利点としては授業の流れと並行して最終課題を進められるといった点です。多くの授業では最終課題でよりよい物を作るために授業を進めることが多いため満足のいけるペーパーを提出することができます。

 これらがリネウス大学における交換留学生が経験するであろう試験の説明です。あまり慣れていないうちは苦労しますが、留学前に文字数多めの論文を書く練習をしておくとよいと思います。

 

スウェーデンの気候について(冬)

 ここではスウェーデンにおける気候について記述したいと思います。スウェーデンと聞くと、北欧諸国のため、冬は雪に覆われた厳しい寒さを想像する方も多いと思います。僕もそのように考えていました。しかしながら3月に入ろうとしている今、耐えられないほどの寒さは来たことがなく、雪が積もったのも数回しかありませんでした。スウェーデン人の友人に聞くと、今年は暖冬らしく、これほどまでに雪がないのは珍しいと言っていました。しかしスウェーデン人の言う寒くないは、日本における寒いと同じほどです。そのため日本と同じほどか、またそれよりも寒くなることは多くあるので、寒さを警戒しておいて損はないでしょう。しかし、時々降る雪はとても神秘的であり、スウェーデンの魅力を感じられます。このように北欧諸国でも雪が多く見られないのは、地球温暖化の影響だと感じました。しかし寒さに慣れていない日本人からすると、雪が積もらないスウェーデンも救いかと感じました。

寮から大学までの道 キャンパス内の城