Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2022年11月号 文学部M.G

①授業について

私は“Peace and Development” という30クレジットの授業をとっています。30クレジットなので一貫したテーマについての授業が1セメスター、約4カ月にわたって行われます。1セメスターで1つのコースですが、1カ月ごとにModuleが変わるため、一貫したテーマの中でもModuleごとに先生も授業内容も変わり、月の最後にはExamがあります。そのため、月ごとにModuleのExamをパスさえすれば7.5クレジットごと単位を得ることが出来ます。

私の受けている“Peaca and Development”の授業は交換留学生が取れる授業の中でも結構ハードなコースで、大量の予習復習と自習が求められます。さらに、Examの他に月に2回必ずグループワークがあり、5人くらいのグループに分かれて授業外の時間に集まってペーパーを作り、さらにそのペーパーについてのセミナーを行ったり、グループでプレゼンテーションを行ったりしなければなりません。最初の頃は、授業前に読まなければならない大量の文献を限られた時間で読むことがとてもストレスでしたし、慣れるまで本当に時間がかかりました。また、授業は私自身が興味があった内容だったこともありとても面白かったのですが、グループワークが本当に大変で正直しんどどくて逃げたいと思うことも多々ありました。そもそも授業にアジア人が私以外おらず、クラスメイトのほとんどがスウェーデンの現地の学生かヨーロッパの学生だったので授業についての基礎知識もバックグラウンドの全く違う学生たちと、アカデミックな内容の文献を読んだうえで議論をしなければならないのが、私にはとてもハードでした。こちらの学生は自分の考えをはっきりと言葉にして主張しますが、私にはそれがなかなかできずグループワークがある度にとてもナーバスになっていました。しかし、そんな大変なグループワークだったからこそ一回一回のグループワークを乗り越えるたびに自信になりましたし、日本の大学ではなかなかできない良い経験になったと感じています。

②天気について

11月の半ばくらいにVaxjoでも雪が降りました。去年よりは遅かったようですが、雪が残ることは珍しいらしく近くの学校の子どもたちが外で雪遊びをしているのが微笑ましい光景でした。そう言いつつ私も雪が降った日の夜には、寮の友達たちと外に出て雪だるまを作ったりしてしっかり雪遊びを楽しみました。スウェーデンは日本より乾燥しているからなのか、日本の雪よりもパウダースノーという表現がぴったりのさらさらな雪でした。さらに10月の最後の日曜日にはサマータイムから標準時間に時間が戻されたことで、最近は4時くらいには夜のように真っ暗になってしまうことが多いです。天気も曇りや雨雪の日が増えたので1日中暗い日も多く、気分がなんとなく下がってしまいます。そのため、こっちの人たちは冬季うつにならないようにビタミンDやオメガ3を積極的に摂ることで予防しているようです。ただ、クリスマスが近づいてきたので街にはイルミネーションが増えて、暗い中でも雪とイルミネーションの光が相まって街中がとても綺麗な冬ならではの素敵な景色で、見ているだけでわくわくした気持ちになります。