① 環境について
日本がすずしくなってきたと聞いた最近、私が住んでいる街Växjöは水たまりが凍るぐらい冬に近づいています。今回は私の大学、寮、街についてお話ししようと思います。まず私が派遣されているリネウス大学のキャンパスについてです。寮から自転車で20分ぐらいのところにあります。湖の傍にありほとんどの建物が平屋なほど広大なキャンパスです。キャンパスには学食(日本の比じゃないほど高いです)、カフェテリア、図書館、ジム、大量の電子レンジと冷蔵庫、コンビニ、パブ、理髪店などキャンパス内に住んでいる生徒たちへの施設もあります。IKEAホール、welfare officeといったスウェーデンらしい施設もあります。大学に来て一番驚いたことは、トイレが男女で分かれていないことで、男女平等社会のスウェーデンらしいと感じました。
次は寮についてです。私の寮にはEU圏外から来た留学生が住んでいます。8階建てでワンフロア16人ほど住んでおり、洗濯機と乾燥機、キッチンが共用になっています。各階によって雰囲気が違い、私の階はかなりにぎやかな階で夜は共用スペースで映画を見たり、ご飯を一緒に食べながらおしゃべりしたりと一緒に過ごす時間が多いように感じます。最初の方は、自分の時間が絶対必要な私の性格にとって誰かと生活するというのは難しい面もありましたが、今はその境界線をはっきり引きながらもフロアメイトとの時間も楽しめるようになりました。
次は街についてです。街の中心にはおしゃれなカフェから映画館、H&Mといった服屋さん、コンパクトながらも必要なものは全部あります。そして何より街の規模にしてはアジア料理屋さんがとても多いです。日本食からタイ料理まで、外食は高いですが(ランチは2000円以上があたりまえです)ありがたいことにアジアのご飯に困ることはありません。スウェーデンに来て2か月が経ちますが、ほとんど日本と変わらない生活を送ることができるくらい便利な街です。
② スウェーデンの人たちについて
2か月生活してスウェーデンの人たちについて感じたことを書こうと思います。最初の印象はとても優しく、笑顔がステキなことでした。道ですれ違っただけでも目が合えばニコッとしてくれ、駅や道路で迷っていると声をかけてくれます。このスウェーデンの人たちの優しさにたくさん救われています。またおもしろいことに仲良くなるとすぐにお家に招かれます。FIKA(コーヒーと甘いものをおともにおしゃべりするスウェーデンの文化)やBBQに誘ってくださいます。このFIKAの影響もあると思いますが、スウェーデンの人たちは本当に甘いものが大好きです。お菓子売り場がスーパーで一番大きく、量り売りコーナーでは老若男女関係なく真剣にお菓子を吟味するスウェーデン人の光景を見ることができます。また手作りお菓子のレベルもお店レベルで、一番衝撃だったのがお邪魔させてもらったスウェーデン人のお家にはアイスメーカーがありました。作ってもらったアイスも売ってほしいと思うぐらいのおいしさでした。そんなお菓子大国スウェーデンでも、リピートはしないなというのがリコリス味です。お隣フィンランドではサルミアッキと呼ばれ世界一まずいお菓子とされているフレーバーです。グミからアイスまでトライしたのですが、どの形状になろうとおいしいと思えることはなかったです。それでもスウェーデンの人たちから愛されているフレーバーのようです。
スウェーデンの人たちから影響を受けた習慣が運動するようになったことです。街にはたくさんの湖がありそのまわりで運動を楽しむ人たちの姿を見ることができます。スポーツクラブ、ジム、プールといった運動施設にリーズナブルな価格で行くことができるので、進んで運動するようになりました。仲良くお散歩をするご年配の方からベビーカーを押しながらランニングするママさんまでそれぞれのかたちで運動を楽しんでおられます。
最後にスウェーデンだけではないと思いますが、本当にこちらの人たちはどれだけ雨が降っても傘を差しません。雨が降っていても子供たちは外で遊んでおり、傘をさしている人がレアな程です。そんな彼らの影響を受け、傘を差さなくなり自分もスウェーデンに慣れてきたなと感じた留学生活2カ月目でした。

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秋の陽気は一瞬でした