Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2011年4月号 文学部 K.N

この1年を振り返って

 私のリヨン第3大学での生活はあっという間に過ぎました。私のフランスでの滞在は当初、苦労の連続でした。今まで日本での生活では何の不自由も無く過ごしていたので、フランスに着いた瞬間に言葉の壁を目の当たりにしました。ホームステイ先の家族たちは日本に興味を持ってくれたにも関わらず、自分に十分なボキャブラリーが無く、伝えたいことがたくさんあるのに伝えることができない悔しい思いをしましたし、語学学校では常に自分の意見を求められ、なかなか答えることができず辛かった日々を覚えています。リヨンに着いたときも不安でいっぱいで無事に留学生活を終えることができるのかと思っていましたが、リヨン第3大学でたくさんの日本語を勉強している学生たちに出会い、彼らたちのおかげで本当に楽しい日々を送ることができました。この留学で得たものは大きく、自分の留学に関わる全ての方々に感謝したいです。

帰国後もフランス語の勉強は続けたいですし、上達させたいと思っています。また今まで私は龍谷大学にいる留学生と全く交流していなかったので、帰国したら積極的にそういった行事に参加したいと思っています。また、こちらで出会った友達が9月から日本へ来るので再会できるのを楽しみにしています。仏検やDELFなどの試験にも挑戦していきたいです。

私は大学に入学してから第2外国語としてフランス語を始めました。最初は特に理由も無くフランス語を選択し、自分で選んだもののやはり難しい言語で1回生のときは全く興味がありませんでした。しかし2回生になって、フランス語セミナーの教授の説明がとても分かりやすく、楽しい授業でいつしかフランスに興味を持つようになりました。当時は交換留学という制度があるということさえも知りませんでしたが、龍谷大学とリヨン第3大学が協定校であることを知り、フランスに絶対留学したいと思うようになりました。自分でも遅いスタートであることは分かっていたので2回生の夏休みはフランス語の勉強にほとんど費やしていたと思います。この留学試験が最初で最後のチャンスで留学試験に向けての勉強が遅いスタートということもあり、選考試験は本当に緊張して手が震えていたのを覚えています。そういったことも乗り越え、リヨンへ行くことができました。そしてこの留学で何事も自分の行動、努力次第で変わるのだと思いました。本当にリヨン第3大学へ留学することができて幸せでした。ありがとうございました。