Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2013年9月号 文学部 G.T

オリエンテーションについて

私はInscripitionで選択出来る有料のオリエンテーションに参加しました。リヨン第3大学の所属学部はlettreです。このオリエンテーションの内容は所属学部ごとに若干異なるようですが、lettre用の内容をごく簡単に説明すれば、難易度が(少なくとも私には)高めのフランス語の授業(FLE)と、正規の授業よりは遅めに進むフランス文学史・フランスの歴史の授業、それから大学案内、履修説明、大学のポータルサイトの説明等です。その他にapéritifsoiréeで留学生同士の交流の時間が設けられたり、ちょっとしたバスツアーでFrouvière大聖堂や旧市街の一部を見学したりもしました。それから、オリエンテーションの後半にはFLEのクラス分けテストがあり、これは記述式でした。オリエンテーションは約2週間、基本的に平日の朝から夕方まで毎日あります。

他の方も書いておられますが、オリエンテーションの期間中に友達を作るのは非常に重要です。フランス語がよほど堪能でなければ、オリエンテーション中 でも理解できない部分や聞き洩らしが必ず生まれます。そういう時に友達を作っておけば分からない部分を教えてもらったり確認しあったりすることもできます し、その後の授業選択や各種手続き、生活関連の情報交換もできます。またその繋がりでフランス人の友達が出来るかもしれません。

ちなみに、オリエンテーションでの日本人留学生の割合は高めでした。日本語コースがLangueにある為、大半の日本人留学生はこちらに籍を置いているようです。ですが、我々交換留学生は基本的に授業を自由に取れるので、学部による大きな差はないと思います。

 

自由テーマ

私はまだそれほどリヨンのあちこちを巡ったわけではないので、今回は日常生活の、特に困った事と多少は役立つと思われる事とを書きます。

オリエンテーションが始まってしばらくして私は体調を崩しました。慣れない環境で疲れが溜まっていた事や、朝から夕方までオリエンテー ションがあるため買い出しの時間も調理する余裕もなく、食事を簡単に買えるパンやサンドウィッチで済ませていたせいもあると思います。ともかく、毎日かぜ 薬(日本から持参)は必須でしたし、ビタミン不足なのか唇が荒れて大変でした。気候的にも乾燥しているのでリップクリームは必ず持ってくると良いと思いま す。それに体調不良の時はお店に行って探すのも大変ですから。出来ればオリエンテーションよりある程度前にフランスに入り、生活基盤を整えて おくと良いと思います。

基本的な食材や小物はCASINOCARREFOURLEADER PRISEといったスーパーで買う事ができます。特にPart Dieu駅のすぐ近くにショッピングセンターのような所があり、そこにはCARREFOURの他、電化製品を売る店、洋服や靴の店、本屋、携帯電話ショップなどがあって色々と便利です。それから、郊外にはAUCHANというとても大きく、スーパーとホームセンターを兼ねたような店があり、すぐ隣にはIKEAもあります。そこへはTRAMWAY(路面電車)のT2という路線などを使って行く事ができ、Porte des Alpesという駅で降りた直ぐ横にあります。

最後に、フランスの機械は故障が多く、カードが使えない等といった事は頻繁に起こります。そういう時には別の機械を使うか硬貨を使います(大きい場所であれば窓口へ行くという手もありますが)。なので、最初の頃は硬貨を常に数枚、出来れば4程度は持ち歩くと便利かと思います。機械では基本的に紙幣を使えないと考えた方が良いです。ただし、硬貨の場合でも注意が必要で、時々お釣りが出てこない事が本当にあるそうです。さらに、稀にですが、壊れているのかカードどころか硬貨さえ使えない機械もあったりします……


【ベルクール広場、ソーヌ川、フルヴィエール大聖堂】