治安、危険を感じた事、トラブルについて
フランスに来てから3ヶ月、私は特別危険な目にも大きなトラブルにも遭ってはいません。しかしそれは普段から気を付けている結果でもあると思います。実際、フランス人の友達のその友人が暴行を受け警察沙汰になったという話も聞きました。また、リヨンにもあまり治安の良くない地域はあると聞きますし、実際に落書きやゴミの多さ、たむろする人の様子など、その場の雰囲気などから(特に夜間には)近づきたくないと思う場所も少なからずあります。
時々、ソワレなどで帰りが夜遅くになることもありますが、留学生の友人たちは皆気を付けていて、常に複数で帰るようにしています。しかも、電車やトラムの無くなる夜中は車も極端に減る上に本当に人が歩いていませんし街灯も場所によってまちまちでどこも常に明るいという訳ではありません。また、夜中は酔っ払いが道路の真ん中で騒いでいたり、あまり風貌の良くない人も時々見かけたりもしますので本当に気をつけなければいけません。
また、盗難も多いと聞きます。実際にフランス人の友人は携帯電話(iPhone)を“大学内で”見える場所に置いていて盗まれました。気を抜いたら盗られるという気構えでいる事が大事です。スリに関してですが、地下鉄等の車内が混む事はそれ程多くはありませんし、パリのそれに比べても多くはないと聞きますが用心するに越した事はありません。私は盗難、スリ対策として物を置いたまま席を離れないようにし、財布は鞄の中かチェーンを付けて持ち歩くようにしています。
自由テーマ
今回は手続き関係について書いてゆこうと思います。私は11月半ばになってようやく重要な手続きが全て終わりました。銀行口座開設や寮の入居手続きなどは直ぐに済んだのですが、長期ビザの有効化と住居手当の申請(有効化済みの長期ビザが必要)とに手間取りました。というのも、長期ビザ有効化の為の移民局への書類申請は大学がまとめて提出してくれるという話を聞き、9月中頃にinternationalの二階にいる担当者に必要書類を提出したのですが、郵送されてくるはずの予約日(指定や希望は一切不可)を知らせる召喚状がなかなか届きませんでした。そして召喚状が届いたのが10月後半、指定された日は11月初めと、申請書提出から完了まで約1ヶ月半以上掛かりました。しかし、郵送などで個人的に移民局へ申請した人もおり、大学が申請するよりもっと早く申請していたからかもしれませんがそういった人は直ぐに召喚状が届いたそうです。またその一方で、きちんと申請したにも関わらず、3ヶ月の仮滞在許可中に召喚状が届かない上に移民局に連絡しても返事がなかった為、直接移民局まで行ったという人もいました。(ついでにいうと、召喚日が10月末のバカンスに重なってしまって残念だったという人もいますから、運も大事な要素なようです。)
移民局での手続きは健康診断(問診、触診、視力検査、レントゲン検査など)を含めて1時間ほどで終わりました。この手続きの最後に必要な収入印紙(timbre)はtabacで買えますが、リヨン第3大学近くのtabacでは売っていませんでした。ただ、私は移民局があるPERRACHE駅の近くのtabacで買ったのですが、お店の人に “timbreが欲しい”と伝えただけで“移民局への申請の58€分のtimbreだね”というような意味の事を言われました。そこは移民局に申請行く人がよく買いに行くのだと思います。
住居手当の申請も私の時は1時間程で終わりました。その日は小雨が降っており、11時頃にCAF(Caisse d’Allocation Familiales)へ行きましたが30人弱の人が並んでいました。並びはしましたが、そのぶん窓口や手続き用の個室も多いので見かけほど時間は掛かりませんでした。しかし、書類はきちんと揃え、パスポートを含めて必ずコピーをとっておきましょう。特に、戸籍謄本(抄本)の仏訳が必要ですので日本から持ってきた方が良いでしょう。それをリヨン市内の在リヨン出張駐在官事務所という所に持って行くと11€と1週間程で仏訳をしてもらうことができます(平成25年現在)。この仏訳は出生証明書というもので完全な対訳ではありませんが、申請には問題ありません。