Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2016年11月号 国際文化学部 G.N

・カルチャーショックについて

リヨンに来てから3か月ほどが経ち、いくつかカルチャーショックを感じました。まずは、スーパーなどでの買い物です。小さなスーパーだとレジにお客さんが5人ほど並んでいても、店員さんが一人で対応していて、他の店員さんは休憩や他の作業をしていることがよくあります。日本では同じ状況だと、店員さんがレジに走っていくのが普通なのでとてもびっくりしました。

次は、カルチャーショックに入るかどうかは分かりませんが、通学の際などに街を歩いているとよく道を聞かれます。「ここは○○通りですか?」や「○○はこっちですか?」、「このあたりに散髪屋はある?」など、これまでに何度も何度も聞かれました。日本では、見た目で外国人だと思うと、たとえ日本に生まれた人や日本に長く住んでいる人であっても、そのバックグラウンドは分からないので道を聞いたりすることはほとんどないでしょう。ですが、フランスでは、移民が多いのもあってか、見た目がアジア系であってもフランス人と見られます。留学前に授業等でこのような話は聞いていましたが、実際に経験してみるととても面白いです。しかし、自分のフランス語力がまだまだなのもあり、これまでに聞かれてもちゃんと答えられたことは数回しかありません。先日も車の中から知らない人に聞かれたのですが、オロオロしていると失望された感じで車を発車させられてしまいました。(笑)

 

・リヨンで見つけた日本

リヨンには日本のものを取り扱った店や、日本食レストランが多くあります。ラーメンや寿司が人気で、通学中に見かける日本食レストランはいつも人が入っていて人気です。僕はいくつかの日本食レストランに行きましたが、ラーメンは日本で食べるよりも高いです。店や種類によっては日本の2倍ほどするところもあります。また、フランス流にアレンジされたものなのか経営者が実物を知らないのか、注文して出てきたものが実際の日本のものと異なることもあります。

ショッピングセンターには無印良品があったり、スーパーにお寿司のパックや日本ブランドの缶ビールがあったりします。また、日本人が経営する日本の食材や日本酒などを扱っている店が大学の近くにあります。一度行きましたが、商品によっては日本で買うよりも2倍や3倍もするようなものもあります。また、日本のものだけでなく、中国や韓国のものを扱う店もありますが、そちらの方が安く買えると思います。

リヨンには、ELJという日仏文化交流の場があり、そこには日本語の講座やフランス語の講座もあります。また、そこへは講座を受講していなくても遊びに行くことができ、日本語を学んでいるフランス人と話すこともできます。

リヨンで見かける日本も、本物とは少し違っていたりするので、そういう発見もカルチャーショックというか、とても興味深いです。

リヨンで人気のラーメン店              天丼を注文して出てきたもの