Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2017年10月号 法学部 Y.K

①環境について(大学施設、サービス、住居、街並み等)

・リヨン第三大学
大学の規模自体はそれほど大きくなく、大きく分けて北校舎と南校舎があります。龍大ほど複雑ではありませんが、教室を探すのはわりと苦労するので地図を携帯しています。また大学付属の食堂・カフェが二つ、また校舎内や校舎沿いに小さいカフェが3~4つあります。大学の裏手にはマクドナルドもあります。図書館も大きく、勉強スペースがあります。図書館には日本の本などもあるのでたまに息抜きに読んだりしています。しかし日本と違って昼前に図書館にいくとすでに人がいっぱいで勉強スペースを探しにくいのが少し難点です。勉強する場合は朝(または夕方以降)の図書館がおすすめです。教室自体はおおよそ綺麗ですが、トイレが男女共用という点に当初は慣れることができませんでした。

・住居・街並み
住居は学校からメトロで一駅離れたプライベートレジデンス(ふつうのアパート)に住んでいます。住居はリヨン第三大学への留学が決まってから、大学が提携する不動産会社が斡旋してくれました。多くの種類・物件があり、住居の選択はかなり迷いました。フランスは家具付きの物件がほとんどなので初期費用はほとんどかかりません。治安等の関係もあるので安すぎる物件は控えたほうがいいと聞き、以前リヨン第三大学に留学していた先輩方に聞きながら選びました。実際に現地に行くまではその土地のなんとなくの雰囲気は分かりますが、細かい利便性や治安等が分からないので、手続き等も不安が多いのでなんとかリヨンに関係する先輩のアポをとるべきだと思いました。
住居自体は綺麗な家が多く、街並みが綺麗です。写真にもあるように、リヨンは赤い屋根が特徴になっており、統一感があります。ただタバコのポイ捨てや壁への落書きはかなり多いです。

・サービス・お店
大学近辺にはスーパーや飲食店が多く、住みやすいと感じます。スーパーはCasino, Carrefour ,Lidl(日本でいう業務スーパー的存在・安い)が比較的よく使うスーパーです。大学前の通りにはチーズ屋・肉屋があり、またパン屋が山ほどあります。最近はおいしいバケットを探すためにいろいろなパン屋さんを巡っています。フランスだとパンが主食になるのでパン屋巡りも楽しいと思います。サービス自体は日本と比べるものではありませんが、やはりどこか違和感を感じることも多々ありましたが慣れます。どこの店員さんもわりとおしゃべりだったり店前でタバコを吸っていたりします。レジに行くとき・店員さんに頼むときは必ず挨拶をするのがマナーです。
食品関連以外の買い物は大きくIKEA・ベルクール広場・パールデューに分かれると思います。私自身は到着した次の日にIKEAに行って必要なものを揃えました。IKEAはわりと安くすべて揃います。リネンや食器関連はすべてここで揃えました。服や本などはベルクールやパールデューで買い物をします。ベルクールは、例えるなら河原町のような感じで、お店が転々と存在します。9月末にユニクロもオープンしていました。おいしいカフェも多く有るそうなので行ってみたいと思います。そこから少し北に行くと飲食店街などもあるので、そこで友達とごはんを食べることも多いです。パールデューはリヨンで一番大きい駅で La part dieuという大きいショッピングセンターがあります。同じ建物内でなんでも揃うので便利です。

 

②自炊について
フランスでの外食での相場は、ランチで10~15€、ディナーで20€ほどです。マクドなどのファーストフードもハンバーガーで約2.5€なので、気軽に外食することはありません。よって必然的に自炊をすることになります。
京都で一人暮らしをしていたころから料理はよくしていたので苦ではありませんが、やはり日本にいたころと作るものは変わってきたような気がします。基本的に毎日パンを買うので、バケットサンドにすることが多いです。数えきれないほどのチーズの種類があるので、パンとチーズだけでも飽きません。またマルシェ(週3程度で大きい市場が近所であります)や肉屋・チーズ屋を巡って、いろいろなフランスらしい食材を手に入れ、料理をすることもあります。ポトフの素やトマト缶などは気軽にスーパーで調達できるかつ使いやすいのでおすすめです。また冷凍食品コーナーのフランスの郷土料理をみて、それを真似て作ったりしています。ただスーパーに魚が少なくて高いので、たまに魚が恋しくなります。
リヨン市内には日本食スーパーやアジアスーパーがあるので、日本で使っていた調味料はほとんどこっちで手に入りました(少し値は張りますが…)。生姜焼きやお味噌汁などは簡単に作れます。ただ電熱線コンロ(学生マンションの一般的なコンロ)でお米を炊くのが難しかったので、日本からレンジでごはんを炊けるタッパーを送ってもらいました。
食堂自体は4€ほどでわりとボリュームのある定食のようなものが食べれるので、学校がある日は食堂を利用しています。

 

リヨンの旧市街地・フルヴィエールの丘から撮ったリヨン全体の写真です。統一感があって綺麗!徒歩で登りましたがわりときつかったです。

 

ブションにて。QUENELLE(クネル・魚のすり身のようなもの・リヨンの郷土料理)を食べました。レストランはどこもわりと高いです。

 

テットドール公園にて。最近気分転換をしたくて市内で一番大きいテットドール公園に行きました。家がミニチュアみたいでヨーロッパの家だなあと実感。かわいい。