Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2018年11月号 国際学部 A.N

カルチャーショックについて

私の中で1番のショックは、フランスのアパート事情です。日本ではアパートを借りる時、完璧な状態で借りる事が出来ると思いますが、自分自身の体験と周りの人の体験を聞いて、フランスではそうはいかない事が多々あるように思います。例えば、水漏れしている、電気が通ってない、コンロがつかない、wifi契約しているのに繋がらない、など様々です。

さらに住居を選ぶ際には、住居の詳細をきちんと読まなければなりません。中には電気会社や水道会社に、自分で契約しなければならない場合があります。

また、どのトラブルにも共通して言える事は、修理が遅いです。大家さんに訴えかけることを怠らずに、気長に待つという忍耐力も必要だと思いました。日本なら早くて2.3日で終わると思われる修理が、フランスは2.3日では終わりません。友達は2箇所水漏れをしてました。入居日から1週間、大家さんに困っている事を毎日伝えていました。結果的に、入居日から5週間後に修理をしてもらう事が出来ました。

私の部屋は、コンロの電源を入れるとブレーカーが落ちるという状態でした。入居日に大家さんに部屋の説明を受けたのですが、私は独り暮らしが初めてだったので、水道や電気等が全部ちゃんと使えるかチェックを怠ってしまいました。入居2日目にそのコンロの状態を知りました。大家さんに伝えると、他の人の入居手続きをしてる途中で「知ってるよ。またメールして」との事。チェックを怠った自分も悪いですが、本当に信じられませんでした。「なんで、知っててその部屋に入居させるねん。せめて代わりのコンロを置いとけよ」と思いました。後日、コンロが使えない部屋が他にもあると聞き、その部屋の子は必死に訴えかけて、コンセントに挿して使うコンロを手に入れたと聞き、大家さんにメールするとその2日後に同じようなコンロを手に入れる事が出来ました。そしてそれから2ヶ月後、無事修理してもらう事が出来ました。

キッチン台全てが新しくなり、凄く気持ちが晴れ晴れしてます。

色々ありましたが、私は留学前にインターネットでフランス留学した人の体験談をたくさん読んでから来たので、「まあこんなもんか」と比較的すんなり受け入れる事が出来たので、もうリヨンに来て3ヶ月経ちますが、カルチャーショックは少なかったと思います。仲の良い日本人の友達は性格の違いや、私よりも事前に把握してた情報が少なかったこともあり、結果的に私よりだいぶ大変そうでした。当たり前のことですが、留学に行く場合は、留学前に龍谷大学のマンスリーレポートだけでなく、色々下調べすることが大事だと思いました。

 

クリスマスマーケットについて

クリスマスマーケットはドイツのイメージがあるとは思いますが、フランスにもmarché de Noël があります。リヨンにもあるのですが、私はまだそこには行っておらず、先日3連休あったのでコルマールとストラスブールへ行って来ました。コルマールは可愛らしい街で、ハウルの動く城や美女と野獣のモデルとしても知られています。また、ストラスブールはフランス国内最古のクリスマス市があります。どちらの街もほんとうに素敵でした。アルザス地方の食べ物も色々ありました。

SNCFで年間50€でcarte jeune という学生割引チケットを買うことができます。リヨン-パリを往復するだけで元が取れるのでフランス国内を何箇所か行く予定の方にお勧めします。今回はそれを使ってリヨン-ストラスブールのTGV(高速鉄道)のチケットとストラスブール-コルマールのTERのチケットを購入しました。

帰りの電車では、1番近い降りるドアが開かなくなり、車両移動して降りなければならなくなりましたが、これもフランスクオリティだな、と笑えるようになりました。またTGVに乗るアジア人は珍しいためか、よく周りの人やSNCFの人が親切にしてくれる場合が多いと思います。今回も上記の問題をフランス語で係員の方がゆっくりとジェスチャー付きで教えてくれた後に、たまたま通路を通ろうとしたフランス人のお兄さんが、英語で分かりやすく説明してくれました。

あとブログ等でよく書かれていますが、SNCFのTGVやTERに乗る場合は、チケットを黄色の打刻機に打刻するのを忘れないように注意して下さい。

罰金を課せられます。私も危うく、罰金を課せられそうになりました。