Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リヨン第三大学
2018年3月号 国際学部 R.O

①余暇の過ごし方

フランスでは、10月末、2月中旬、4月中旬にそれぞれ約1週間ずつ、またクリスマスからお正月にかけて約3週間ほど(試験があればもう少し短くなりますが)、congésというバカンスがあります。もちろん2学期の試験期間が終われば長い夏休みがあります。日本では、夏休み・冬休み・春休みとまとまった長い休みがありますが、フランスでは学期中にバカンスがあるので、適度に息抜きができます。バカンス明けに中間試験やプレゼンテーションがあると大変ですが。私は、バカンス中にフランス以外の国に旅行に行きました。10月末のバカンスにイギリスへ、2月中旬のバカンスにはモロッコとスペインへ行きました。シェンゲン協定があることに加えて、地理的にも、フランスから他のヨーロッパの国々への旅行は簡単にできます。バカンス中だけでなく、週末を利用してスイスやイタリアに行くこともできます。もちろんフランスの他の地域へも。フランスの学生ビザがあれば、凱旋門やエッフェル塔、ルーブル美術館、ベルサイユ宮殿など数多くの観光名所に無料で入場することができます。先日モン・サン・ミシェルへ行きましたが、そこも学生ビザを見せて無料で入ることができました。

 

授業のない平日は、家にいたり、友だちと会ったりしています。日本にいたときは、ほとんど毎日アルバイトに行っていたので、フランスにいるほうがのんびり過ごしていると思います。

 

 

②モロッコ・スペイン旅行について

2月中旬のバカンスを利用して、モロッコとスペインに行きました。モロッコ・マラケシュへはリヨンから直行便があり、飛行機で約3時間で行くことができます。ヨーロッパ諸国や日本とは全く違う景色や陽気な人々、おいしい料理があり、見るものすべてが新鮮でした。モロッコはかつてフランスの植民地だったこともあり、モロッコ人はフランス語を話します。マラケシュのような大きな都市であれば、英語を話す人もたくさんいます。ただ、モロッコ国内は電車やバスは走っていますが、日本のように新幹線があったり地下鉄が張り巡らされたりはしていないので、やはり移動は大変でした。マラケシュから「青の街」と呼ばれるシェフシャウエンまでは、電車とバスを使って11時間以上かかりました。日本で11時間の移動はあまり考えられませんよね。

モロッコからスペインへは、ジブラルタル海峡を船で渡って1時間ほどで着きます。モロッコの出国審査も、スペインの入国審査も、特に何も聞かれず、思っていたよりも簡単でした。スペインでは、グラナダにあるアルハンブラ宮殿を見学しに行きました。アラビア語の装飾や、モロッコの宮殿と似たような装飾があり、この地域の歴史を感じました。

 

初めてアフリカ大陸へ行き、何かものを買うたびに値段交渉をして、船で国を移動して、なかなかの大冒険でした!

 

 

モロッコにあるバヒア宮殿。

 

スークのいたるところで絨毯や伝統衣装が売られています。

 

世界史で学んだアルハンブラ宮殿が目に前に!