Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ミドルセックス大学
2018年10月号 国際学部 R.Y

環境について

今回は私の住む生活環境について説明していきます。まずは大学の施設についてですが、基本的には1か月ほど過ごしてきて大きな相違点は見当たりませんが、図書館が24時間利用できるという点は龍谷大学にはない部分です。4つの寮から選ぶことができるのですが、私は学校の目の前にあるUsher Hallと呼ばれる寮を選んだため、毎日夜遅くまで図書館で勉強することができる環境にあります。日々の授業についていくのに精一杯な私にとって、いつでも図書館が利用できるのはありがたいことです。

[図書館最上階からの夜景]

大学周辺のお店は比較的充実しているように感じます。徒歩5分の所に小さなスーパーがあり、基本的に自炊生活をしている私はよくそのお店を利用しています。バスで10分ほどの場所にかなり大きなショッピングモールやスーパーマーケットがあるので週末などを利用してよく友達と食材を買ったり、非常に生活しやすい場所ではあります。また着いて間もないころは、食器や調理器具、掛け布団さえない環境でした。そういった大きなショッピングモールに行くこともお勧めですが、歩いて10分ほどのところに100均のようなお店もあるので、そこで生活必需品を安く簡単にそろえることもできます。

ロンドンということでかなり物価が高く、私はめったに外食はしませんが、たまに行くLidoという中華料理屋さんは£6~8(約900円~1200円)とそこまで安くはありませんが、一つ一つのメニューがかなり大きなサイズで味、コスパともに良く、大学からも近いため一度行ってみることをお勧めします。

 

留学の動機

私が今回交換留学をしようと決断した理由は大きく二つあります。

一つは日々の生活に刺激が欲しかったからです。私は部活やサークルに所属しておらず、ただ授業とアルバイトをこなす単調とした日々を過ごしていました。その両方が楽しくなかったというわけではなかったのですが、大学生活も3年目を迎え、アルバイトも約2年続けて、日々の生活に充実感や刺激のない毎日を過ごしていました。そういった安定した生活を送ることも良いと思いますが、私の性格上、そういった生活に物足りなさを感じ、大きく生活環境を変え、一から土台を築き上げていく生活をしたいと考えたためです。

また二つ目は上記の内容に絡んでくるのですが、漠然と成長したいと考えていたからです。正直なところ大学生活で何かに苦しみ、耐えながらやり遂げたというような経験がなく、龍谷大学での勉強や成績に関しても最低限やればある程度の結果を得ることができていました。そんな安定した生活から抜け出し、留学という自分がこれまで行ったことのない場所で専門的なことを英語で勉強するという経験は、少なからず自分の成長につながりますし、そこで苦労することで精神的に鍛えられるのではないかと思ったためです。このように私は、留学に対しある意味でポジティブな意見を持っています。留学生活の中で多国籍の友達と楽しく充実した時間を過ごすことができる一方で、慣れない英語でさらに専門的なことを学ぶため、苦悩する日々を送るということも留学までに多くの人から話を聞いていました。そういった苦労を継続した先に、語学力の向上や精神面での成長が期待できると考えたので、交換留学での留学を決めました。

これを読んでいただいている方の中で留学が決まっている方がいらっしゃるかと思います。そんな方に最後に私から言いたいのは、留学に対し充実した楽しいものといったキラキラしたイメージを持ったりポジティブにとらえすぎたりして、行く前に留学のハードルを上げすぎないということをお勧めしておきます。何事もそうだと思いますが、期待しすぎると後々裏切られたときに自分が必要以上に苦しむことになるので、留学に対しても同じ考えを持っておくことが大事だと思います。