①留学を振り返って

　寮に着いた始めの1週間はすることが多かったり、不安もあったり、うまくいかないことがいくつもあって1週間が1か月のように長く感じました。でも、徐々に友達もできて、あっという間に10か月が過ぎてしまいました。留学を通じて、様々なバックグラウンドを持つ人と出会え、友達ができたことが私にとって本当に良かった思い出です。同時に、自分が日本人であるというアイデンティティが留学中では強くなったように感じました。ロンドンは本当に人種がとても多様な街でした。社会学をとっているのもあるかもしれませんが、授業でも人種、宗教についてやintersectionalityがよく取り上げられることが多いと感じました。龍谷大学とはまた違った見方で学べたことはとてもおもしろかったです。ロンドンの環境においては、建物が多かったり、美術館・博物館が無料で入れるところが多かったりと都会的な面もある一方で、広い公園がたくさんあって、晴れた日はピクニックしたり、散歩できるところが多くて、自然的面も感じられ、とても過ごしやすい街だったように思います。もちろん留学生活は楽しいことばかりではなく、辛いことも多かったですが、優しい人に恵まれ、留学は自分の中での大事な経験になったと思います。その経験から感じたことを忘れずに人との縁を大切にしながら過ごしていきたいと思いました。

②留学経験をどのように活かすか

　留学前は留学中に就活したり、帰国後もすぐに就活をしなければならないと考えていましたが、休職して留学している人や、ワーキングホリデーをしている人、子どもを育てながら勉強している人など様々な人に出会えて、実際に日本に帰ってきた今は色々な進路の選択肢があるように感じました。留学中にたくさんの人に助けてもらい、自分も将来、直接人の役に立つことができるようなことがしたいと思うようになりました。また、英語力を伸ばすことも引き続きしたいですが、他の言語も学びたい気持ちがあります。留学中、他の国から来ている留学生が日本語を知っているや勉強していると聞いて嬉しくなったので、私も彼らの言語にとても興味が湧き、他の言語でもコミュニケーションが取れるようになりたいと感じるようになりました。留学経験で得た視点や考えを今後の人生に活用していきたいと思います。