Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モスクワ大学
2013年3月号 経済学部 K.Y

・環境について

食堂や両替所、ATM、コインランドリー、雑貨店など、最低限必要な店はсекторА、Б、Вに概ね揃っているので寮の敷地から出ずとも生活することは可能です。寮から少し歩いたところには品揃えの良いショッピングセンターもあります。

部屋の構造は基本的にどこも変わらないようですが、広さや水回りの善し悪しは部屋によって異なります。ただし郵便物の受け取りや管理人の所在など細かな部分でсекторごとに違いがあるようです。

また、ネット環境はсекторБとВにしかありません。交換留学生は大抵そのどちらかの部屋になるようです。私はсекторДの部屋を割り当てられましたが、後で別の部屋に移ると言われました。しかし二ヶ月経った現在、未だ何の音沙汰もないので本当に移ることが可能なのか甚だ疑問です。

 

・EMSについて

ロシアの郵便事情はあまり良くありません。恐らくロシア宛の郵便ではEMSが最も早く信頼できるのではないでしょうか。かかる日数はおおよそ十日前後ですが、私は一週間で届き、ほぼ同時期、私より少し早くに荷物を送ってもらった友人は私より時間がかかっているのでムラはあるようです。

私の場合、授業のある日に被ると困るのでネットの追跡サービスでたびたび確認するようにしていたのですが、『国際交換局から発送』以降なんの動きも見せないまま二日後、事前連絡もなく夕方になって「今玄関だから取りに来い」といった内容の電話をいただきました。偶然お休みの日で寮内にいたのでスムーズに受け取れましたが、もし無理だった場合を考えると頭が痛くなります。

付け足して友人の場合ですが、こちらは少々異なり、三つの荷物のうち二つは朝に「今から行く。一時間後にまた電話する」という電話を受けたのち約一時間半後に無事に届けられたそうですが、残り一つが朝の電話からあと音沙汰もなく連絡が途絶えたそうです。折り返しかけ直してもその日は繋がらず、暫くして追跡サービスに『upon technical problems』と表示され、これを書いている現時点でまだ届いていないようです。

どちらにせよ当日に電話がかかってくるので、荷物にはロシアでの電話番号を併記する必要があります。また、電話でのやりとりも当然ロシア語の更に早口で交わされるので、ある程度の聴解が要されます。言われる内容はほぼ定型ですが、慣れないうちに挑戦するのはリスキーなのでロシア語の堪能な方に協力を仰ぐのが無難だと思います。

到着の電話を受けてсекторАの玄関前の駐車スペースに行くと、側面にEMSと書かれた青いワゴンが停まっているのでそちらで受け取ることができます。