Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マサリク大学
2022年10月号 国際学部 K.U.

こんにちは。

 今回のマンスリーレポートでは、留学先の環境について主に3つ、①大学施設 ②住居③留学中の悩みについてお伝えしたいと思います。

 

①大学施設について

 ヨーロッパの大学は、キャンパスが街中に点在しています。そのため授業ごとに建物を移動しなければならないため少し大変です。こちらに来て2ヶ月が経とうとしていますが、やっと地図なしで各教室までたどり着けるようになりました。最初のころは建物は見えるのに入口がわからない、教室が入り組んでいるなど慣れない環境だったため何度も迷いました。また、キャンパスが点在していることに加えて、B棟に行くためにはA棟の地下を通り抜けて向かい側にいかなければならないといった複雑な設計になっている建物もあります。

 

②住居について

 私の住んでいる寮での生活をお話します。

・ルームメイトとの関係について

 私は今、Náměstí Míruという寮で4人暮らし(ロシア人2人、チェコ人1人) をしています。ロシア人2人は元々とても仲のいいお友達同士で、一緒に部屋を予約したようです。チェコ人の子は普段、実家から通っていて、定期テストやプレゼンテーションがある日の前日だけ寮に帰ってくるため、ほぼ3人部屋のような感覚です。みんな親切で優しいですがロシア人2人はお互いとても仲良しで、チェコ人の子はあまり頻繁に帰ってこないので、時々どこか孤独だと思うときがあります。友達がルームメイトと旅行に行って仲良くしているのに私はそうじゃないということに焦りもしました。しかし、今は、お互いを干渉しすぎない適度な距離感の関係があってもいいんじゃないかなと思っています。

・違う部屋に引っ越そうとしたこと

 今でこそこのようにある程度のことは受け入れられるようになりましたが、1度本気で引っ越しを考えました。私は1階の角部屋に住んでいるのですが、ほかの部屋より狭いのに、2段ベッドが一回りほど大きいです。そのため、家具がとても不便な位置にありました。例えば他のルームメイトの机は光が入る窓際にあるのに、私の机だけ大きな棚の横にあるため日光が一切入らず、近くにコンセントもないためデスクライトすら使えませんでした。また、私の椅子の後ろに冷蔵庫があり、開けるとドアが椅子にあたるので直角で椅子に座る必要がありました。

 4人で1つの部屋に暮らしているので多少は我慢しなければならないと思っていました。しかし、同じ寮に住む友達の部屋を見せてもらったとき、自分の部屋とあまりにも違っていて、耐えられなくなったのでコーディネーターの方に事情を説明し、引っ越したいという旨のメールを送りました。1回目は空き部屋がありませんと返されただけでしたが、何度も連絡したところ、4回目程で寮の担当の方につなげてもらうことができました。部屋がいっぱいで引っ越しはできませんでしたが、1ヶ月ほど前に家具の位置を変えてもらうことができました。それでも、棚のドアがベッドに当たるため全開にできないなど不便を感じ、他の部屋がいいなと思うときはあります。しかし、寮での共同生活なのだからこれも良い経験になったらいいなと思いながら過ごしています。

・寮のいいところ

 寮生活ならではのネガティブな点をいくつか挙げましたが、良い点もたくさんあるので、2つご紹介します。

 1つ目は寮費が安いのに共同キッチン、トイレ、バスルームが比較的綺麗である点です。洗濯は予約制ではないので早い者勝ちなうえに、洗濯から乾燥まで3~5時間かかりますが、無料なのでありがたいと思っています。

 2つ目は近くに大きな公園とプラネタリウムがある点です。大きな公園は自然豊かで散歩にちょうどいいです。また、この前は同じ寮のお友達とナイトプラネタリウムに行きました。日本でプラネタリウムに行ったことがなかったので楽しかったです。

 初めての寮生活は今までの環境と大きく違い、その違いに悩むこともありますが留学の醍醐味だと思って楽しめるようになれたらいいなと思います。

 

③留学で思い悩むことについて

 今回は留学中の悩みについてお伝えします。

 私の最近の悩みは、食事に対する自分のストレス耐性がとても低いことです。日本にいた頃はいつも学食と、お母さんが作ってくれる夕ご飯、たまに友達と行く外食がとっても楽しみで、心の底から食べることが大好きでした。また、実家から大学に通っていたので、いつもお母さんがおいしいご飯を作ってくれて、妹と話しながら食べるのが日常でした。今は、楽しむためにご飯を食べるのではなく、食べようと思えるご飯を作ることで精一杯です。食事が人に与える影響はこんなに大きかったんだと思いましたが、何よりも毎日おいしいご飯を作ってくれたお母さんはすごいなと気付きました。

 チェコの食事スタイル(じゃがいも、パンが主食)に馴染みたいと思いつつも、どうしても日本のご飯が食べたい!と日々葛藤しています。最初の頃に比べると、きちんと3食食べて、外食の回数もかなり減りました。それでも、まだまだ自炊初心者なので成功より失敗することが多いです。友達と一緒に作ったご飯を後日、自分で作っても、友達と一緒に作ったときの方が何十倍もおいしく感じます。

 毎日ご飯を食べることが本当に大好きで楽しみだったので、留学に来てからはご飯を作ることがかえって負担になっていることが少し辛いです。しかし、最近はアジアマーケットで少しずつ日本の調味料を揃えて色々な料理に挑戦しているので、無理しない程度に頑張れるといいなと思います。

 

寮の近くにある公園の写真🌳