Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マサリク大学
2022年11月号 国際学部 K.U.

こんにちは。

 今回のマンスリーレポートでは、主に2つ、①留学先で受講している授業②マサリク大学の日本サークルについてお伝えしたいと思います。

 

①留学先で受講している授業について

 私は現在1週間に6つの授業を受講しています。前期は英語のスキルを中心に身に着けたいと考えたため、英会話や英文法を中心に選びました。英語を学ぶ授業以外では、移民、旅行、スイスの歴史について勉強しています。このうち、特に移民に関する授業はあまり日本では見かけないのではないかと思うので、紹介します。

・Languages, literatures and migrations(移民に関する授業)

 この授業は言語や文学など多方面から移民について学ぶ授業です。3週間ごとに教授が変わり、様々なバックグラウンドを持った方々の授業を受講することができます。この授業で先日、『La Jaula de Oro』という映画を基に、ラテンアメリカ諸国の移民について学びました。この映画は、グアテマラからアメリカに移住し貧困から抜け出そうとするティーンエイジャーについて描かれています。島国である日本に住んでいると移民について触れる機会が少ないため、どのようなものか想像がつきませんでした。しかし自分自身より年下の子達が、貧困から抜け出すために命を懸けている様子が詳しく表現されており、言葉にできない気持ちになりました。

 日本とはまた違った授業を受講することができ新鮮な気持ちです。しかし、他の留学生やチェコの学生は英語はもちろんのこと、更に複数の言語を理解することができる場合がほとんどです。その中で、授業で話されている英語を理解するだけでも厳しいようなレベルにいるのは私だけだと思います。授業内で他の学生とコミュニケーションを取るとき、私のレベルに合わせてくれているのだなと実感し、申し訳なさと恥ずかしさ、悔しい思いでいっぱいになるときも多いです。これから少しでもこのような状況を減らし、授業内容をもっと吸収できるように日々努力したいです。

 

②マサリク大学の日本サークルについて

 マサリク大学には『コネクト』という日本サークルがあります。これは、主に日本研究学科の学生と日本人が交流するものです。自分で話したい言語を選択し交流する会話会や季節ごとのイベントなど2週間に1度行われています。日本研究学科に在籍している学生が多いのですが、中には日本語学科の卒業生や他学部から来ている人もいます。みなさん日本語が本当に上手です。

 このサークルに参加してから、マサリク大学をはじめとした、ブルノにある様々な大学に正規留学されている日本の方がたくさんいると知りました。同じ国で生まれ育ってもバックグラウンドが全く違う人と出会うことができてとても楽しいです。このように国籍関係なく、色々な人と出会えるのは、学生の街ならではだなと思いました。

 日本から遠く離れた国でも、日本に対して関心を寄せている人がたくさんいることが少し不思議です。国外のことを知ることは留学において非常に重要ですが、同じくらいに外から見た日本について知ることも必要だと感じました。

 

 

教室の窓から見えた空🌄

 

チェコの伝統料理です。茶色い蒸しパン(豚肉入り)がとっても美味しいです!