Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マサリク大学
2024年6月号 国際学部 K.Y

Dobrý den!!!!

 皆さん、この6月号をもって私のマンスリーレポートは最終回となります。短い間でしたが、ご覧になってくださいました皆様、またサポートしてくださった方々に感謝を申し上げます!約10ヶ月間の留学生活でしたがチェコという国で過ごせた毎日の思い出は私にとって一生の宝物であり、今後の人生を変える大きなターニングポイントになったと思います。また、この地で出会った人々は本当に素晴らしい人ばかりで自分も彼らのような優しく、頼り甲斐のある大人として成長していると嬉しいです。今回、最後となるレポートのテーマはこの10ヶ月間の留学生活を振り返る「ルックバック on マイ留学」と留学から得たこと・学んだことを将来にどのように活かしていくかについての「未来へ」の二つの題材で締め括りたいと思います。是非楽しんで読んでください

「ルックバック on マイ留学」

 今日と同じように少し肌寒い夜に日本を離れ、腰が痛くなるほどの長時間フライトや広過ぎるドバイ空港などを攻略し、オーストリアからこのチェコという地に到着した日のことを鮮明に覚えています。少し恥ずかしいのですが、今でもあの時の不安やワクワクをたびたび思い出だし、1人で余韻に浸っています。到着してから初めの一週間はとても不思議な感覚でした。今まで外国人としてみていた人たちが今度は自分を外国人としてみるというあべこべな世界にやってきたという感覚がとても不思議で不安でもありました。しかし、近くにあったIKEAを訪れた際にどんなに世界が広くても買い物するものや周りの人たちは変わらないんだなと感じ、不安がなくなりました。また、数ヶ月とブルノで過ごし、学校に通ったり観光地に訪れることで日々新しい世界を見ることができ、次第に日本とは違うことを発見することが一つの楽しみになっていったことを今でも覚えています。このマンスリーレポートでも少しお話ししましたが、様々なトラブルに巻き込まれるたびにその場の人や周りの人たちに助けてもらうことができ、その人たちの支えのおかげで今無事に留学を終えることができました。初めは英語を話すことがすごく怖く、話しかけられても早くて何を言っているか分からず、自分の思っていることも伝えることができないポンコツでした。でもその度に話を聞き返したり、ジェスチャーを使ったりと体当たりで壁へと突き進んでいったおかげで友達がたくさんでき、最終的にはたくさんの人の前で英語を使って日本についてプレゼンテーションすることができました。留学を振り返ると私の留学は少し奇妙で、笑い話のような留学であったと感じます。他の学生の留学話を聞いていると案外みんな無事に淡々とした留学でしたが、私の留学はどちらかというと悲惨でした。最近まではまだマシかな?と感じていましたが、バスでパスポートを紛失し、再度作成することがあったため本当に悲惨であったと思います。でも、そんな悲惨な留学であるからこそ、楽しく一生体験することができないような経験になったと思います。留学を通して思うことは失敗する方が案外人生を楽しめるのかもしれないということです。人にとって留学の目的は異なると思います。特にこのレポートを読んでる人の中にはもっと真面目な留学や英語学習がしたいという人もいると思います。実際過去の私もそうでした。でも、夜中に大きな満月の下、大好きな曲を聴きながら涼しげな空気を感じ、外を歩いていると自分の人生は今のためにあったのだと感じました。だからこそ、勉強や真面目さにとらわれず、もっと自由な留学をイメージしてみてください。そうするときっともっとやりたいことが溢れ出してくると思います。

 

「未来へ」

 留学を終えて帰国し、私は今回の留学で学んだことは今までとは異なる環境に身を置くことで自身を成長させることができると学ぶことができました。その上で、今後はより高みを目指すためにも新しい環境へ移動していきたいと強く感じるようになりました。以前まではこれまでと違う環境に不安や寂しさを感じることが多かったのですが、今ではもっと違う世界について知りたいと考えています。チェコでの生活やヨーロッパの各国へ旅行することで世界にはまだ自分の知らないことがたくさんあると知りました。また、チェコで日本語や文化について教えていく中で、自分はまだ日本について全く理解していない、知らないことだらけであると気がつきました。正直、今でも留学経験をどのように活かすべきなのかについては非常に悩んでいます。今、私は日本で留学で学んだことを活かすことのできる環境や方法を模索しています。でも、それは将来的な展望を見据えての模索であり、長い時間をかけて考えてもいいのではないかと思います。それまでにチェコでできた知り合いやコネクションを利用して、英語を使って今自分にできることを精一杯行うことでスキルと実績を積み、今後夢に向かって歩んでいきたいです。10ヶ月の留学を終えて、今後はより直感的生きて行こうと考えています。パスポートをなくしたり、変な人に関わられたり、ストライキでフライトがキャンセルされたりなど人生は何が起きるか分からない。だからこそ、私は未来へ進むためにも今を全力でいきたいと思います。

 

 今回は「ルックバック on マイ留学」「未来へ」の二点についてお話ししていきました。何度も申し上げますが、今まで読んでくださった方やサポートしてくださった方々に感謝を申しまげます。留学のために勉強している人たちや海外で英語を勉強したいと思っている人たちへのメッセージとして、留学すればきっとこれまでの苦労や勉強が報われる日が必ずきます。私の場合は1人で徘徊した時でしたが、皆さんにもきっと同じような体験ができると思います。ですので人と比べたりせず、諦めず、気を張りすぎず、自分にできる限りの努力を頑張ってください。以上でこのマンスリーレポート名付けて、

「チェコ奇快徘徊踏蹴留学記」

を終えたいと思います。

 

短い間でしたが皆様、ご愛読ありがとう御座いました。