気が付けば12月がもうすぐそこまでやってきていて、今年もいつの間にか終わりが近づいています。
最近ふと思ったのですが、私は寝れないからスマホを見ているのか、スマホを見ているから寝れないのか、どっちなのでしょう。寝る30分前からはスマホやテレビを見ないようにすると脳が刺激されずに睡眠の質が上がるという話をよく耳にしますが、そのような理想的な入眠前の習慣を実際に確立出来ている現代人はどのくらいいるのでしょうか。私もついつい寝る前にお気に入りのドラマやYoutubeを見てしまいます。今年も残り3ヶ月を切りましたし、これを機に少しは寝るまでの時間の過ごし方を気にしてみようかなと思います。
というわけで10月号では①授業紹介②クラスメート の2つについて書いています。最後に写真も載せています。
①授業紹介
私はAdventure Knowledge というコースを取っています。ノルウェーでは授業がパッケージ化されていて、1つのコースを取るとそのコースの中に3つ授業が付いてくるという形です。私の場合はAdventure Knowledgeというコース(パッケージ)の中で、
➊Experience of Nature➋Experience of Art, Cultural Heritage & History➌ Experience Pedagogy のそれぞれ3つの授業を取っています。私はコース内の授業3つ全てを履修登録しましたが、この内2つだけ、もしくは1つの授業だけの履修も可能で、同じコースの友達にも3つの内2つの授業だけ履修をしているという子がいます。またこのコースでは3つの授業が並行して同時に進んでいくのではなく、1ヶ月ごとにそれぞれの授業が集中して行われます。
例えば、今年は8月の後半から9月の後半までが➊Experience of Natureの授業で、10月は
➋Experience of Art, Cultural Heritage & Historyの授業、11月から12月前半までが➌ Experience Pedagogyの授業といった順で進められています。
それぞれの授業内容の紹介をしていくと、まず
➊Experience of Natureの授業では、ノルウェーや北欧諸国で取り入れられている「フリルフスリフ」の考え方について学びます。フリルフスリフとは、簡単に言うと「自然の中で生きていく」考え方のことで、北欧ではライフスタイルとして認識されている一方、近年ではフリルフスリフがもたらす効果から教育現場や、病院での心身のリハビリの一環としても導入されています。この授業ではそんなフリルフスリフの在り方を実際に自ら経験してみて学ぶことができます。授業では多くの自然に足を運んで行われるアウトドアラーニングと、大学の講義室で詳しい理論が説明されるインドアラーニングが組み合わさっており、実践的な学びをしたい人にはとても面白い授業です。授業で遠方を訪れる時には自然の中でテントを建ててキャンプをすることもあり、かなりおすすめの授業だと思います。
次に➋Experience of Art, Cultural Heritage & Historyの授業では、ノルウェーの歴史的な背景や第二次世界大戦時の人々の暮らし、バイキング時代の生活、またノルウェーでの芸術文化などについても学びます。
この授業でも、講義室で歴史やノルウェー人の生活についての説明が行こなわれるだけでなく
実際にノルウェーが第二次世界大戦時に使っていた防空壕や、バイキングに関する資料館、ノルウェーの歴史的人物が住んでいた家などに行って学べる機会があります。また、そういったところに訪れた際には必ずガイドの方や施設の方が詳しい説明をしてくださり、当時の裏話や建築物に込められている意味を知ることが出来ます。
最後に➌ Experience Pedagogyについてです。この授業はこれから開講されるのですが、大まかに授業の概要を述べるとノルウェーの教育システムについて学ぶというものになっています。例えば、ノルウェーでの小学校教育がどういった形で進められているのかといったような内容です。この授業は先述した2つの授業のように大学外に足を運ぶことは少ないですが、それでも自分の国の教育方法とノルウェーにおける教育方法の違いを学びたい生徒が多く、ノルウェーでの教育について興味がある人には魅力的な授業だと思います。また、この授業を取っている友達のほとんどは教員になる人が多く、教員を目指す人にとっても同様に将来に活かせる授業です。
②クラスメート
上記したようにこのコースのほとんどの友達は学校の先生を目指しています。年齢も様々で、1番年齢差が大きい学生間では10歳以上歳が離れています。というのも、クラスメートの中には自国で大学院に通っている人の他に、すでに自分の国で教員をしているけどここに学びに来た人や、一度働いていたけどこの分野に関心があってまた学び始めた人など多様な経験を持つ人が多いからです。日本の大学にいる時にはほとんどを同じ年齢の学生に囲まれていたので、不思議な感覚です。このコースのみんなは学校の先生を目指しているだけあって、年齢が同じだったり近かったりしても、大人びていて私とは比べられないくらい人として成熟しているなと思わされます。なんだか凄いです。。それでいて子供のような探究心も持っており、とにかく自らを研磨し続けているというか、学びに貪欲で、常に驚かされますし尊敬しています。
でも、そんなすごいクラスメートたちが唯一かわいく見える瞬間があります。それは日本語を話そうとしている時です。みんな色々な国からノルウェーに来ていることもあって、普段の会話の中でよく「これその国の言葉では何て言うの??」といった会話が交わされており、言語交換で盛り上がってます。そんな時に日本語を教えるのですが、他の国からするとやはり日本語の発音は難しいようで、普段はあんなにしっかり見える友達が苦戦しているのを見れるので貴重です。一度教えたらちゃんとスマホに意味と発音をメモして、次会った時から実践して来てくれます。かわいすぎませんか。ちなみに今のところは、「もしもし」「げんき?」「大雨やん」の3つを伝授しました。ノルウェーは雨が多いので3つ目は特に頻出です。「こんにちは」と「ありがとう」は知ってる友達が多かったです。
またクラスメートの日本語の成長についても書いていきたいと思います。
長くなりましたが10月号も読んでくださり、
ありがとうございます。
最後に写真を載せておきます。
おいしすぎるピーナッツバター
教えてもらったドイツ語
ビーチ