Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ノード大学
2025年4月号 社会学部 K.O

最終号です。

初回は「これから毎月マンスリーレポート書くのか〜大変だな」と思っていたのに、気づけばいつの間にか最終号となってしまいました。

毎回冒頭部分にこだわっていたのですが、それも今回で最後です。留学前は楽しく読ませてもらう側だったマンスリーレポートの書く側になれたということにも感謝して、2025年4月号を書いていきたいと思います。

最終号となる今回は①この留学を振り返って②留学経験をどのように活かすか について書いています。

最後にいつも通り写真を載せていますので、ぜひ見ていって下さい!

①この留学を振り返って

あれだけ長く濃かった留学生活が終わったのだから、それについての振り返りなんてスラスラ書けるんだろうなと思っていたのですが、意外とそんなことはないようです。帰国してから大きな感情の変化があったわけでもなく、おそらく自分の中ではきちんと区切りがついていないんだろうなと感じます。

不思議な感覚です。

本当に早かったな、一瞬だったなという感覚がある一方で、同時に長い時間の中でたくさんのことを経験出来たなとも感じます。

この1年間、1日1日何をしたのかを思い返せばそれがどれだけ濃密で特別な時間だったのかを正確に理解出来るのだと思いますが、今はその余裕がないのか、思い出して感傷的になりたくないのか、細かい記憶を掘り返すことがないまま帰国してから時間が経ちました。

ノルウェーで毎日のように顔を合わせていた友達たちとも、それぞれが自分の国に帰ったことで離ればなれになり、次お互いに会えるのは数ヶ月後、数年後、もしかするともっと長く会えないかも知れません。

その現実はあまり良いものではなく、「帰国」というものは間違いなく留学を通じて自分を悲しくさせる数少ない出来事のうちの一つです。

それでも、この留学をしたからこそ出会えた国、友達、特別な思い出、景色、経験、自分自身の考え方や行動にまつわる変化があり、私はその事実について嬉しさでいっぱいです。

留学に行く前、自分の人生や将来について考えていると、そこにはいつも「自分が今後達成したい目標」や「自分にとって今必要な努力」があって、常に自分はもっと頑張らなければいけない、今のままではダメだと思っていました。

今もそういった努力の必要性に対する捉え方は変わっていません。ただ、この留学を終えて今一度自分自身の人生に目を向けてみると、いかに自分が素晴らしい友達、家族、周りの方々に囲まれているのか気付くことが出来ました。もうすでに私が心から幸せになれる数々の人との出会い、国、文化との遭遇、が私の人生の中にはたくさん詰め込まれていて、それだけで十分に私の心は満たされています。

おそらく今私が自分の人生で何がしたいかと聞かれたら、私は自分の好きな人たちと多くの時間を過ごしたいと答えると思います。

自分を幸せにしてくれる多くものが、自分の人生にはすでに存在しているということをいつも心に留めておきながら、必要以上に何かを求めすぎずこれから過ごしていきたいです。

②留学経験をどのように活かすか

この留学経験を明確に活かせる場所は今はまだ想像出来ていません。

しかし少なくとも①で書いたように、この留学を通して私自身の考え方は大きく変わりました。今までなら、「次はこれをしたい、ここに行きたい」だったのが、今では「好きな人たちに会いに行きたい、好きな人たちと何かをしたい」と思うようになりました。

自分にとって人生のポイントがどこにあるのか、何を大切にしたいのか、それに対する価値観が大きく変化したと思います。

またそれに従って、将来自分がどんな職業をしたいか、それを通じて何をしたいのか、という理想もかなり変わりました。

冒頭で述べたように直近でこの留学経験を活かせる場所は正直あまり思い浮かびません。それでも、このノルウェーでの1年間を過ごした中で自分が得られた考えをきちんと大切にした上で今後いろいろな決断を下していくことで、最終的にこの留学が人生のターニングポイントだったと言えるようになると思います。

ですので、とりあえずは今持っているこの気持ち、考えを大切にするところから始めていきます!

今まで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました!

このマンスリレポートがみなさんに何か少しでも良い影響を与えることが出来ていたら嬉しいです。

またどこかで!

Es ist völlig egal, wer vor dir steht, wenn du weißt, wer hinter dir steht.

最後に写真を載せておきます!

ロフテン諸島の景色

帰国便の窓から

ドイツの夜景

凱旋門