Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オストラヴァ大学
2019年10月号 国際学部 M.K

 オストラヴァ大学に来て1カ月半が経ちました。ようやくこちらでの生活に慣れてきて、余裕ができた頃です。今回はこちらでの生活環境について、また週末の過ごし方について、お話したいと思います。

①生活環境について

 オストラヴァ大学の施設や、大学付近について、また寮について、紹介します。まず、オストラヴァ大学についてですが、日本の多くの大学とは違い、大学の敷地内に建物が密集しているのではなく、街にそれぞれの建物が点在しています。ですので、通い始めは、建物の位置を把握するのが難しく感じましたが、授業開始から二週目以降になると、自分が使う建物は自然と覚えることが出来ました。また、大学図書館では、自習室が設けられているため、そちらで課題をすることが出来ます。大学図書館では、本の貸し借り、資料検索、オンラインブックの閲覧や、資料のコピーが可能です。しかし閉館時間が早く、月曜日から木曜日は、8-18時、金曜日は8-16時までなので、注意が必要です。

 大学付近にはカフェやレストラン、テイクアウトのピザ屋など、飲食店がたくさんあります。チェコ料理のお店もあります。値段は日本の洋食屋さんと同じくらいかと思います。おすすめなのは、インドカレー屋です。値段も650円程度とお手頃で、私は、アジア料理が食べたくなった時によく訪れます。また、テイクアウトのピザも、1/4カットで150円と、とても安いのでおすすめします。地元の小学生もよくピザを食べているのを見かけます。

 大学から10分程度歩くと、ショッピングモールもあるので、そこに行けば、フードコートもあります。ハンバーガーショップや、アジアンフード、ケバブショップなどがあります。モール内には、大型スーパーマーケットや、服屋、本屋や電器屋などショップ数も沢山なのでこちらに来れば、大抵のものは買い揃えることができます。

 次に寮についてですが、寮は、大学からバスで10分程度の所にあります。丘の上にある寮なので、大学周辺に比べるととても静かな場所です。部屋は3人/2人/1人部屋から選ぶことが出来ますが、今期は交換留学生が200人を超えたので、希望の部屋に入れなかった人も複数見かけました。シャワールームとトイレは共用で、寮費は月2250CZK (約11,250円)です。

 10月上旬に、寮に住む一人の学生が、A型肝炎に感染しました。その後、学校と寮が、各フロアの塩素消毒を徹底し、洗面所にアルコール消毒を設置するなど、すぐに対応してくれたので、他の学生が感染することはありませんでした。A型肝炎は水道水によって感染することがあるそうです。チェコは日本ほど上下水道の処理が発達していないので、その環境に慣れていない人が感染する可能性は十分あるということです。感染症やその他病気の予防にも、手洗いを徹底する、生野菜を食べることは避ける、アルコール消毒の習慣をつけるなど、常に衛生意識を高く持つことが重要だと思いました。また、これから留学を考えている人には、あらかじめワクチンを接種することを勧めます。

 

②週末の過ごし方について

 こちらでの生活に慣れてきて、時間に余裕が出てきたので、週末には、他の街に出かけて日帰り旅行を楽しんでいます。ヨーロッパは交通費が安く、また、高速電車や長距離バスを利用する際、学割が利くので、学生は旅行を気軽に楽しめます。この間は、ブルノに行ってきました。有名な教会や、宮殿、城など沢山見る場所がありますが、この日私がブルノに滞在したのが3時間のみだったので、見る場所は限られていました。その中で私が訪れたのはトゥーゲントハット邸です。この建物は、1992年にチェコとスロバキアが分離したときに調印式が行われた場所です。残念ながら、中に入るには3カ月以上前から予約しないといけないので、今回は外観のみ見ることが出来たのですがそこから見える景色はとても綺麗なものでした。機会があれば、また訪れたいです。

 今回は、トゥーゲントハット邸の写真を1枚添付したいと思います。Villa Tugenghat