Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オストラヴァ大学
2019年11月号 国際学部 M.K

今回はカルチャーショックについて、また、自分が成長した、と思う点について書いていきたいと思います。

①カルチャーショックについて

 こちらに来て3カ月が経ちましたが、身構えていたほどはカルチャーショックを感じていない、というのが正直な感想です。日本食を食べたいと頻繁に感じますが、自分で作れそうなものは料理して、なんとか我慢できています。しかし、地元の学生とのコミュニケーションにおいてちょっとしたすれ違いが起こったことがあります。ある日、地元の学生から、以前カフェに行くことを誘われていましたが、具体的な日にちを決めておらず、朝8時頃に「今日の14時に待ち合わせできますか?」というメッセージを受け取りました。しかし、私はその日に、教授と話したいことがあり、前日にメールでアポイントメントを取り、ちょうどその返信待ちしていたところでした。なので私は「今日は教授に話したいことがあって、授業後に相談するつもりだけど、その用事が何時になるかまだ分かりません」といったメッセージを送信しました。それについて、「それなら仕方ないね。問題ないよ」という返信が来ました。当然私は、今日は、何時になるかは分からないけれど、教授とのアポイントメントがあるから、その学生とその日にカフェに行くことが出来ないと、遠回しに断ったつもりでいました。しかし、夕方になって、彼は14時からずっと私のことを待っていたといったメッセージが送られてきました。そこで初めて、私は自分のメッセージを見返して、”no”や”not”を使った直接的な断り方をしなかった、ということに気づいたのです。その日は謝罪して許してもらえましたが、日本では当たり前に使ってきた間接的な表現では相手に伝わらないことがあるのだということを自覚しました。

 

②自分が成長できたな、と思う点について

 こちらの生活で頑張ったことと言えば自炊することです。留学に来る前までは、実家で家族と生活していたので、料理をしたことがほとんどありませんでした。とりあえず、海外では買いそろえられないだろうと思う物を買い揃えてこちらに来ました。例えば、醤油やカツオだしなどの調味料や、インスタントの味噌汁やふりかけなど、また、100円ショップに売っている電子レンジでご飯が炊ける容器や、恐らく日本のものの方が質が良いだろうと思ったラップなどを用意しました。しかし、初めは何を作ればよいのか分からず、パスタなど簡単な料理で済ましていました。他の日本人の子も、実家暮らしだった子が数人いて、一緒におかずを作ったりしました。すると、練習すればするほど手際よく作れるようになり、今では、日本では利用したことなかったレシピサイトを参照し、様々な料理に挑戦しています。この間は、すき焼きを作りました。割り下から作りましたが、おいしくできました。できることが増えていくと自然と自信がついてきます。今では大学生活や課題の息抜きに何を作ろうかと考えるのが楽しみになっています。これからも、日本では挑戦してこなかったこと、経験してこなかったことに積極的に取り組んでいきたいと思います。