Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

パーダーボルン大学
2024 年 1月号 国際学部 R.S

①治安、危険を感じたこと、トラブルについて

 パーダーボルンはとても治安が良いと思います。早朝にランニングやサイクリングをしている人達や、日中や夕方には女性1人や子供たちがショッピングやカフェ活を楽しんでいます。私は何度か、終バスを逃して友達たちと夜道を歩いて寮まで帰ったりしていましたが、怖い思いは1度もしたことがありません。 しかし、小さいトラブル遭ったことがあります。それはセメスターチケット(学生用公共交通機関フリーパス)の使い方に関わることです。バスや電車に乗る際、提示を要求された場合はPDFを見せる必要があります。私は当初写真で提示をし、PDFを要求されましたがケータイのデータが無く、表示できませんでした。チェックを行う方は英語が通じず、説明している内に降りたい停留所が過ぎてしまったことがあります。PDFが提示出来ない場合は60ユーロの罰金、セメスターチケットを所持しているが提示できなかった場合は、DBのサイトにて14日以内に取得期間が分かる様にPDFを転送すれば解決します。他の留学生達も同じ経験をしていました。ASTAと呼ばれるアプリをダウンロードしておくと、wifi無しで提示できて便利です。

 また、タクシーを使う際も少し注意が必要です。しっかりと住所を伝え、運転手にも復唱して頂いても、違う場所へ連れていかれたことがありました。たまたまのミスかも知れませんが、円安の今には痛手の出費でした。運転中はGoogleマップを見ながら道があっているかを確認する方が安全だと学びました。

 加えて、ビザ取得の際に手数料は支払う必要がありませんでした。(第1作目のレポート参照)担当者には必要だと言われましたが、他の留学生は支払っておらず、おかしいと感じ言及したところ担当者の間違いだったそうです。

 

 

②閉鎖口座について

 ドイツで学生ビザを取得するには、閉鎖口座を持っておく必要があります。日本で前もって閉鎖口座を作っておくと、スムーズにビザ取得ができます。 閉鎖口座とは、月々に設定した金額が自分の銀行口座へ振り込まれる仕組みの口座です。生活費の証明として必要な金額は月額934ユーロ程で、1年留学の場合全額11,400ユーロを閉鎖口座へ入金しておけば問題はありません。他の留学生はビザ取得に資金調達が間に合わず、とりあえず半年分を振り込み、ビザ取得の際に「残りの分はもう少ししたら振り込みます。」と申し出た所、「振り込まなくていいよ。」と言われたそうです。ですが、ドイツ大使館によると

『・授業料や生活費等のため十分な資金を有していること

  を証明するもの(1年間で11,208ユーロ以上) 

 ・1か月あたり934ユーロ以上の資金を有していることを証明すること

 ・交換留学の場合は、滞在予定期間に合わせて必要十分な資金を有していることを証明すること』

と記載があるので、注意が必要です。

 私はexpatrioで口座開設を行いました。早めに口座開設を行えば、キャッシュバックをして貰えます。また、ビザ取得にはドイツの保険加入も必須ですが、expatrioなら開設と同時に保険加入もボタンひとつでできて簡単でした。加えて、108日間は無料の保険を付けてくれます。その後は、毎月140ユーロが口座から引き落とされます。