Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ラドバウド大学
2017年12月号 国際学部 K.I

①  治安、危険を感じたこと、トラブルについて

オランダで生活して約4ヶ月が経ちました。私自身この4ヶ月間で身に危険を感じたことは特にありません。私の住んでいる街、ナイメーヘンは賑やかな都会というよりかは、静かな学生の街であるかのように感じます。アムステルダムなどの大都市に行けばスリなどが起こる可能性は多いと噂をよく聞きます。ナイメーヘンでは自転車はよく盗まれますが、お金が盗まれることはほとんどないかと思われます。しかし1度だけ街の一番の中心部で自転車に鍵をかけていた際、見知らぬ50歳くらいの女の人からお金をほしいと言い寄られたことがあります。しかしハッキリお金を持っていないと言うとすぐにどこかに去っていきました。私が経験したのはそれくらいでとてものんびりしていて安全なのではないかと思います。ですが、油断は禁物です。友達から1度、夜歩く際は気をつけた方がいいと忠告を受けました。なぜかというと、夜遅くに街の中心部をロシア人の女子学生が歩いていた際、男の人3人にその女学生を取り囲みお金を奪われたという事件があったからだそうです。しかしこのケースはかなり稀であるかのように感じます。警戒心を少しでも持っていれば比較的安全で特に治安面に関しては問題ないのではないかと思います。

②  アジアという認識

皆さんは自分をどのように認識していますか。オランダに到着する以前は自分は日本人であるという認識しか自分の中にありませんでした。しかしオランダで生活し、いろいろな国の人と話すにつれて私はアジア人であるという認識がだんだん強くなってきました。それを実感したエピソードをお話ししていきたいと思います。オリエンテーション中にたまたま隣に座ったイタリア人とご飯を食べながら話していた際にたまたま人種の話になりました。そこでその友達が私に、君は中国、韓国、日本の人たちを見分けれるの?と何気なく聞いてきました。その友達は、慣れるまではみんな同じ顔に見えるそうです。私たちがヨーロッパのどこ出身かを見分けるのが難しいように、西洋や欧米の人々はアジアのどこ出身かを見分けるのはとても難しいそうです。また、学校のイベントで各国々の学生がダンスや歌の出し物を披露するというものがありました。アメリカ、オランダ、フランス、ドイツなど各国々の人たちがいろいろな出し物をそれぞれ披露しました。そのイベントでは私は日本という分類ではなく、韓国、インドネシア、中国、インドなどアジアの各国々の人が集まったチームアジアとして出場枠があたえられました。そのような出来事がたくさん重なり私はアジア人なんやと強く実感しました。日本にいたときは正直自分が日本人であるという発想しかなかったので客観的に自分自身を見ることができて少し視野が広がったように感じます。

1枚目:オランダの食べ物フリッツ

2枚目:雪が降りました。