Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ラドバウド大学
2018年11月号 国際学部 Y.M

授業について

ラドバウド大学に派遣された学生は、Faculty of Social Scienceに所属することになり、その学部の授業を履修することが可能です。Faculty of Social Scienceの中には多くの専攻分野が含まれており、同じ学部の中でも多様な分野を勉強することができます。例えば、心理学、人類学、人工知能、ジェンダーリサーチ、社会学、そして、教育学の中から、授業を履修することができます。

同じ学部の授業でも、ECTS(単位)によって一週間の授業数や課題の分量などが異なります。例えば、ECTS3、4は授業数2コマ、ECTS6、7では、授業数4コマに大量の課題、などのように、勉強量も授業により様々です。ちなみに、僕は主に心理学の授業を履修しています。僕が履修している心理学の授業はECTS7のもので、週に授業が3コマとワーキンググループが1コマの合計4コマで構成されています。各授業は教科書を元に行われるので、教科書を予習していないとついていけないことも多々あります。

ワーキンググループでは、少人数のクラスに分かれ、授業で習った理論や考え、観点を用いて実験を行ったり、小テストをするなどして、基本的にアウトプットを行います。そして現在履修している授業は、Brain & Cognitionと言って、主に脳の仕組みや感覚器官がどのように脳と情報を伝達しているのかを勉強しています。心理学のよりスペシフィックな分野なので、多くの専門用語などがあり、授業前に教科書を予習していないとほぼ確実に授業についていけなくなります。先ほど述べたように、この他にも、たくさんの分野の中から自分の興味のある分野を専攻できるので、勉強量は多くても、頑張れます。

心理学の教科書

 

変わらないもの、変わるもの。

オランダにきて三ヶ月以上が経ちました。いろんな国の人と出会い、話すうちに自分の中で少しずつ何かが変わっていくのを感じます。具体的に何がとは言いにくいのですが、確かに何かが自分の中で変わりました。その中でもちろん変わらないものも存在します。友情の示し方は、オランダにきて変わったものの一つだと思います。こちらで出会ったヨーロッパの友人たちは、みんなハグや握手をすることがとても多いと感じます。出会って間もない時は、握手のみだったのが、仲良くなるにつれて、ハグになり、最終的には帰り際にハグなしで帰ろうとすると、Hey Yuto you don’t say goodbye?と言われるまでになります。これは日本の文化とはとても異なった部分だと思います。日本ではあまり、友達同士でそのようにハグすることはありません。ですからこれは、こちらにきて変わったものの一つと言えるでしょう。このヨーロッパの友情の示し方はとてもわかりやすく、そして温かみのあるものだと感じます。友情の示し方は変わりましたが、もっと根本にある友人関係は変わらないのだと思います。日本の友達は、ハグなどはあまりしないものの、一緒にいてすごく楽しいと思えますし、いつも自分のことを大切にしてくれます。それはオランダで出会った友達も同じで、一緒に過ごす時間が一瞬に感じますし、すごく大切にされているんだなと感じる時が多々あります。そんな日本とこちらの友達にいつも心配をかけてばかりで、お返しができているのかはわかりませんが、自分なりに友達を大切にしていきたいと思います。

友達みんなでご飯