・この留学を振り返って

約10ヶ月の留学を終えて、今思うと本当に一瞬であったと感じます。留学が始まった当初は、一人暮らしすら初めての私が異国の土地で、異国から来た文化の異なるルームメイトとコミュニケーションを取りながら、何もかも初めての生活をしていることにワクワク感を感じつつも、気疲れが多すぎることからふとした瞬間にこれがまだ10ヶ月も続くのか、、と訳もわからず涙が出ていることも何度かありました。もちろん毎日聞く言語も話す言語も英語で、頭が非常に疲れてもう英語に触れたくないとすら感じることもあり、こんな生活に耐えれるかなあと何度も不安に思っていました。しかし時間が経てば、その生活にも慣れてルームメイトとはその日あったことを話したり相談にお互い乗ったりして本当の家族みたいに仲良くなりましたし、たくさんの新しい出会いのおかげで学びが多く、充実した楽しい日々を過ごすことができました。勉強が大変で辛いと感じる時もありましたが、これが終われば〜へ旅行できる！と楽しみにして頑張れましたし、今日は天気がいいからサイクリングしに行こう！と友人とのんびり外に出かけて太陽や自然を感じて幸せに思うこともありました。もちろんこのような生活は日本にいた時とは全く異なります。日本では毎日のように予定を詰め忙しく過ごしていましたが、留学先ではアルバイトがない分フリーの日が多く、勉強も家事も遊びものんびりと自分のペースで進めることができました。時間がゆっくりと流れているように感じ、リラックスしたオランダでの生活を楽しめたと思います。このような有意義で貴重な経験を可能とさせてくれた家族や留学サポートデスク担当の方をはじめ、現地で出会った多くの友人には感謝の気持ちでいっぱいです。

・留学経験をどのように活かすか

もちろんオランダで過ごしていた生活のスタイルをそのまま日本でも同じようにすることなど不可能です。しかしこの一年で自分の好きなようにゆったり生活させてもらえたからこそ、それを糧にこれから切り替えて卒業に向けての勉強や卒業後の進路に向かっても頑張れると思います。また、生活スタイルこそ違うものの自分自身にとって良いリフレッシュの仕方というものをこの一年で気がつけたと思うので、今後どれだけ日々の生活に気が詰まったとしても息を抜きながら、またそれを糧に何事も頑張れると思います。

オランダに住み、色んな国の人達と関わり、旅行先でさまざまな経験をしたことを踏まえた上で、帰国した今日本のいい点悪い点についてとても客観視して考えてしまうなと感じています。それはある意味、日本にいる外国人が日本で感じることや困ることに、他の日本人よりも理解ができるということでもあると思います。その点で、私がオランダで生活する中で何度も見知らぬ人に助けてもらったように、私も日本にいる外国人の助けになりたいと思っています。そのためにも、この一年の留学で身につけた語学力は維持し、さらに向上させたいと思いますし、今後も積極的に行動し続け人として成長していきたいです。

ナイメーヘンシティーセンターとナイメーヘンの顔