Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ローマ・ラ・サピエンザ大学
2021年11月号 国際学部 M.A

・授業紹介

サピエンツァ大学はヨーロッパでも規模の大きい大学で、58の学科があります。私はLettere e Filosofia(哲学と文学)のfashion studiesプログラムを受講しています。この学科はほとんどすべての授業が英語で開講されており、留学生の割合が多いです。そして私はファッションのビジネスマネジメントや心理学、デッサンのクラスを受講しています。

まず、「Fashion Branding and Consumer Experience」の授業ではメディア社会の発展における消費者の行動について学んでいます。例を挙げるとDolce&Gabbanaの中国での炎上騒動と世論の動きから、メディアテクノロジーの発展による消費者の持つ影響力の変化が取り上げられました。世界の有名ブランドを例に挙げ、市場全体における消費行動を基礎にファッション業界について学んでいます。担当教授が社会学の専門ということもあり、ファッション以外のテーマについても取り上げられることもあります。

授業数は1クラスにつき週4時間で、1コマ2時間です。学部によって異なりますが、一番早い授業が9時から始まり、19時に終わります。日本の大学のように移動時間は時間割に含まれていません。よって基本的に授業が始まるのは開始から15分経った頃です。またお昼休みもないので、空きコマに昼食を取ります。また、授業によっては授業時間内にコーヒー休憩があり、その時間を利用して昼食や軽食を食べることもあります。

 

 

・自由テーマ:週末トリップ

先日、友人と一緒に週末を利用してフィレンツェに行ってきました。ローマからフィレンツェは電車を使うと1時間半〜2時間、バスを使うと4時間で行くことができます。バスだと往復約2000円しかかからず、イタリアの長距離バスは安いものでも日本のものよりも広く快適なので、私はいつもバスを利用しています。

フィレンツェはたくさんの美術館や教会があるだけでなく、どの建物も綺麗で街を歩くだけでイタリアの歴史を感じることができます。今回はダヴィデ像で有名なアカデミア美術館と、ヴィーナスの誕生で有名なウフィッツィ美術館を訪れました。特にウフィッツィ美術館は息を呑むほど美しい展示品が数多くあり、一日中見ていられました。また画面越しでしか見たことのなかったボッティチェリの作品を見た時は、実感が湧きませんでした。今回はデザイン学生の友人にガイドしてもらいながら見て回りました。作品や作家の歴史が分かるとより楽しむことができるので、訪れた際には音声ガイドやツアーガイドを利用することをお勧めします。実はこのフィレンツェ観光は2回目で、前回は月曜日に行ったためこれらの美術館が定休日だったので、今回の再チャレンジに期待を膨らませていました。みなさんも今後フィレンツェ観光される際には、月曜日は避けるよう注意してください…。

最後に、私のおすすめはミケランジェロ広場からの夕日です。市内から少し歩きますが、華の街フィレンツェを一望することができる、私の一番好きな場所です。