Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ローマ・ラ・サピエンザ大学
2022年 3月号 国際学部 M.A

余暇の過ごし方

こんにちは。今回は余暇の過ごし方についてお話しします。

基本的には、時間があればバスやメトロを使って市内の観光名所に出かけたり、普段使わない路線のバスに乗って知らない土地へ訪れたりしています。ローマは街を歩くだけで観光気分が味わうことができ、同じ場所でも朝・昼・夜で雰囲気が大きく変わり、何度訪れても飽きません。特に、朝のコロッセオ、夕方のサン・ピエトロ聖堂、そして夜のトレヴィの泉は息を呑むほど美しいです。街を歩き、美しい風景を目にする度にローマに来てよかったと感じています。

また、クリスマスから年末年始のホリデーは以前紹介した通り、スペインの友人宅にお世話になり、素敵なひとときを過ごしました。イタリアには日本のような春休みがなく、テストが終わった途端二学期が始まったので少し残念でしたが、試験勉強の合間に市内散策などをして息抜きしながら過ごしました。

最近は、ふとした瞬間にローマでの暮らしがあと少しで終わりを迎えることに寂しさを感じ、友人宅で手作りイタリアンをご馳走になったり、近所の公園でお昼を食べたりとローマでの何気ない日常を噛み締めながら生活しています。さらにイタリアの大学では1コマ2時間、1週間に授業数が3・4コマ(1授業が週2回)なので、日本の大学に比べると1週間の授業数が少ないです。もちろんその分一つ一つの授業の内容が濃く、試験も難しいのですが、自由に使える時間が多いので、週末にかけて旅行に行くこともあります。年末にはドイツへ、そして最近ではフランスに行ってきました。イタリアからの航空券は非常に安く、時間とお金をうまく使ってヨーロッパでの生活を堪能しています。

ローマの魅力

次に、私が思う「ローマに留学する魅力」をお話しします。

一つ目は、ローマで暮らすことです。まず歴史的建造物が溢れる美しい街並みを堪能できることはとても魅力的です。そしてご飯がとても美味しいです。移民が多いこともあり、イタリアンの他にも多国籍なレストランがあり、食べるものには困りません。そして何より、人が優しいです。イタリアの人々は、言葉が通じなくても一生懸命説明すれば、理解しようとしてくれ、手を差し伸べてくれます。このようにローマで暮らすこと自体が魅力だと思います。

二つ目は、新たな言語体系との出会いです。イタリア語は英語とは異なるラテン語を起源に持つ言語です。そして、イタリアでは英語を話せる人が多くないため、日常生活で強制的にイタリア語を使うことになります。日本人からすると複雑な言語ですが、イタリア語を学ぶことで、スペイン語やフランス語を知るきっかけにもなります。このように英語とイタリア語の両方を学ぶ機会があるという点が二つ目の魅力です。

三つ目は、交通費の安さです。国内外問わず、日本ではあり得ない価格で移動することができます。実際に、ローマ〜シチリア間(京都から青森ぐらい)を飛行機で往復約2000円で行き来することができました。また、国外ではパリに往復7000円で行きました。日程によっては3000円の便もありました。留学において授業はもちろん大切です。しかし、せっかくヨーロッパに住むならいろいろな場所や文化を自分の目で見ることも同じくらい大切だと思っています。私にとって、交通費の安さはローマの魅力を語る上で欠かせません。