①ビザについて
エストニアに交換留学で滞在する際は、Dタイプビザという長期滞在者向けのビザを申請する必要があります。大使館ではなくVFS Globalのビザセンターで申請するのですが、東京まで行かなければなりません。VFS GlobalのサイトでDタイプビザの必要書類を確認できるのですが、記載されている書類に加えて往復航空券を後からメールで送るように言われたという人もいました。私は往復航空券も持っていきましたが、そのおかげか大使館から追加の書類を求められることはありませんでした。また、記載通りに残高証明を準備しようとすると日本円で500万円以上の金額が必要となりました。私は親戚にお金を借りて何とか用意しましたが、奨学金の給付証明書でも大丈夫なようでした。エストニア大使館にメールで質問できるので、ビザを取りに行く前に書類などについて一度メールで質問することをお勧めします。
ちなみに、タリン市内はエストニアのIDカードを持っていたら公共交通機関を無料で利用できるのですが、残念ながらDタイプビザのみで滞在がカバーされる場合はIDカードの申請が出来ない為対象外です…
ビザ取得にかかった金額は、総額で19,675円(ビザ申請:15,781円(100 EUR)、手数料:1,894円、パスポートの返送料:2,000円)+交通費がかかりました。サイトには現金のみと書いてありましたが、クレジットカードで支払えました。ですが、念のために現金を用意していた方がいいかと思います。
②オリエンテーション・授業選択について
〈オリエンテーション〉
8/28~9/1までがオリエンテーションウィークに設定されています。大学のアカウント登録からエストニアの法律や医療の話など、色々な事柄の説明を受けました。この週にタリン大学に来たことを確認する名簿にサインをしに行くのですが、その時にWelcome bagも受け取りました。タリン大学のトートバッグの中に、タリン市内の地図、メモ帳、ボールペン、医療情報に関する冊子、お菓子、歯ブラシが入っていました。
タリン大学はESNという学生団体ネットワークに参加しており、ESNカードを購入することでESN主催の様々なイベントに参加したり、協賛店で割引を得たりすることが出来ます。オリエンテーションウィーク中はESN主催のイベントがほぼ毎日開催されているのですが、夜に開催されるイベントだと協賛店のバーが会場になることが多くて驚きました。
〈授業選択〉
授業は出願の時点で履修登録を提出しており、そこで確定したものに追加したいもの、または履修をやめたいものを選んで登録します。何曜日の何時限目に授業があるかは出願後しばらくしてから確認できるので、同じ時間に違う授業が二つあることも全く珍しくありません。その為、時間割が分かるようになったらスケジュールを確認し、被っている授業で取りたい物があれば、担当教授と相談して追加の課題などを提出することで単位をもらえる可能性もあります。