Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

タリン大学
2023年9月号 国際学部 R.N

〈留学先の環境〉
タリン大学は2005年にいくつかの大学が合併して創立されたので、設備はどれも新しく、快適です。4つの建物から構成されているのですが、複雑なつくりで迷子になります。

私はタリン大学学生寮のリノベーションされたフロアに住んでいます。2人部屋が4つで1つのユニットになっており、2部屋で風呂・トイレを共有、4部屋でキッチンを共有しています。2人部屋にも広い方と狭い方があり、私は広い方に住んでいます。部屋の広さ以外だと、机の広さとクローゼットの数が違います。私の部屋にクローゼットは2つありましたが、狭い方の部屋には一つしかありませんでした。
1週間に一度、リネン交換、部屋の掃除機がけ、風呂・トイレ・キッチンの掃除をしてもらえます。自分で水回りの掃除をしなくていいのはすごくありがたいです。掃除の間は2~3時間ほど部屋を空けないといけないので、その間に用事を済ませたり、図書館で課題をしたりしています。

街並みに関してですが、私が住んでいるところはタリンの中心部である旧市街地にも近く、徒歩でどこにでも行くことが出来ます。中でも、私が一番気に入っているのは、近くに港がある事です。ヘルシンキやストックホルムなどに向かうフェリーが就航しているのですが、時折フェリーの汽笛が聞こえてきます。港にはベンチもあり、暇なときはそこで過ごすこともあります。浜辺も徒歩圏内にあるので、散歩などにおすすめです。また、その港の近くにショッピングモールもあるので日々の買い物はそこで済ませています。

<ヘルシンキ日帰り一人旅>
前述の通り、暇さえあれば港に行くほど港の眺めが好きな私ですが、先日初めてフェリーに乗ってヘルシンキに日帰りで行ってきました。タリンから2時間半ほどで行くことができます。歴史のあるレストランで朝ごはんを食べて、その後はヘルシンキ自然史博物館と、フィンランド国立博物館を巡りました。

自然史博物館では、実物大の大きな生物模型や珍しい動物の骨格標本が展示されており、生き物が好きな私にとっては最高の展示内容でした。国立博物館の印象的だった展示は、来館者参加型展示です。フィンランドの歴代大統領のポートレートが展示されているコーナーでは、なんと自分のポートレートを撮影でき、それが歴代大統領の写真と並んでデジタルポートレートとして展示されることです。写真の下には小さく “The Future President”と書かれていました。手をかざすと古代の指輪をはめることが出来る展示や絵画になれる展示もありました。

他にもFazerというチョコレート屋さんのカフェ、ヨーロッパ最大級の無印良品、大聖堂なども回りましたが、博物館を2つ巡ったことによりスケジュールがとてもタイトで、かなり急ぎの旅になりました。ですが、とても楽しかったのでまた行きたいと思います。

 

フラットメイト達とInternational Breakfast Day

タリン市の中心部にある旧市街地。街自体が世界遺産に指定されている。

ヘルシンキのウスペンスキー大聖堂