①治安・危険を感じたこと、トラブルについて
トゥールの治安は良く、危険な場面に遭遇したり、そういった噂を聞いたりしたことは今のところありません。夜に極力一人で出歩かない、人通りの少ない道に入らないなどの基本的な対策をすれば、犯罪に巻き込まれることはほとんどないと思います。また街が人であふれるということもないため、スリの危険性も他都市と比べても極めて低いです。危険な面とは少しずれますが、わたしが住んでいる寮近くには、ホームレス(グループ?)をよく見かけます。また日本よりも積極的に物乞いや通行人に声をかけているように感じます。私も実際にトゥールに来てから声をかけられたことは数回ありますが、基本的には無視するか、もし反応してしまった場合は、深くかかわることなく丁寧断ると、しつこくなくすんなりと諦めてくれることがほとんどです。というのもトゥール以外の地域がどうなのかは分かりませんが、ホームレスの方に対し、親しげに話しかけている方やパンなどの食料、少額のお金を渡している場面に遭遇することもあり、私のような断る人がいても、暴言を吐くことなく、温厚に対応してくれるのかなと思ったりもします。
留学先ではありませんが、パリについても触れようと思います。パリは治安が少し悪いイメージを持つ人がいるかもしれません。街中は観光客を中心に多くの人で賑わっており、地下鉄も混むことが多いです。そのためいつでもスリなどの犯罪に巻きこまれてもおかしくないとは思います。またフランス人の友達からもスリには気を付けてと言われました。しかし、トゥールにいる時より少し貴重品や付近の人の行動に注意することを心掛ければ、過度に警戒する必要はなく、パリの街を楽しめると思います。
補足で、パリを中心に、週末にデモや集会が開かれることもある(日本にも関係のある捕鯨についてなども)らしいで、安全のために大使館等からの注意喚起を定期的にチェックするのはいいかもしれません。
②クリスマスについて
ヨーロッパの冬と言えばクリスマスマーケットをイメージする人がいるかもしれません。フランスにとってもクリスマスは大事な期間で、様々な都市がクリスマスの飾りがなされます。特にストラスブールのクリスマスマーケットが有名で、海外からも多くの観光客が訪れるそうです。実際に留学された時はクリスマス休暇期間の滞在先候補に入れるも良いと思います。
そして私が住んでいるトゥールの12月も街の雰囲気がクリスマス一色になります。こぢんまりとしていますが、クリスマスマーケットも3か所ほどあります。ホットワインや、プレッツェル、ワッフルの店などが出店しており、若者や家族連れで賑わっています。また市庁舎前には、巨大なクリスマスツリーが設置され、11月30日には、ライトアップイベントが開催されました。トゥールでは、見たこともないほど多くの人が集まり、歌手やバンドのパフォーマンスが披露されるなどとても盛り上がっていました。カウントダウンのかけ声とともにメインのクリスマスツリーを皮切りに次々と街中のイルミネーションが点灯し、とても綺麗でした。クリスマスの飾りやイルミネーションは、年明け後も数日間あるみたいなので、1か月間ほどクリスマス気分を味わうことができます!