①現地の友人について
私が学校で仲良くしている友人は主にJapanese Societyのメンバーです。国別でみるとアイルランド人、イギリス人、フランス人、ベルギー人、スロバキア人などやはりヨーロッパからの友人が多いです。異なる文化やバックグラウンドを持つ人たちと交流することはとても新鮮で刺激的です。一方で、アジア人の友人は文化や習慣など感覚的に近いものがあるようで、一緒にいるとどこか安らげる感覚があることに気がつきました。ごくわずかな日本人の友人も私の心の支えとなっています。全体的に言えることはみんな勉強熱心だということ。自分の専門分野の知識がすごいと感じました。
UCCに限らず私の住む町コークは意外にも国際色豊かであると日々感じています。ヨーロッパやアメリカからの留学生が多くを占めている感じですが、アジア、アラブ、アフリカ系の人ももちろんいます。アイルランドはEU加盟国ということもあり、ヨーロッパ各国から移住がしやすいのだと思います。また、こちらに来てから友人の枠が広がったように感じます。日本では同年代の友人がほとんどでしたが、日本のような上下関係がない海外では年齢・性別など関係なく仲良くなればもう友達です。例えばパブで知り合ったおじちゃんだったり、バスで隣に座っていたお姉さんだったり、毎日が出会いで溢れていました。もちろん人種も関係ありません。ほとんどの人は見た目や固定観念で判断しないので仲良くなりやすかったのかもしれません。
ちなみにアイルランド人の性格をいくつか挙げてみると、とにかく酒飲み、フレンドリー、ちょっと(わりと?)がさつ、昔からの伝統や古いものを大事にする、といったとこでしょうか。友人思い、家族思いの人も多いように感じられます。
②アイルランドの海
アイルランド国内を旅行するなら都市部よりも自然が豊かなところをオススメします。私は今まで都市部ばかりを旅行してきたのですが、どこの都市もだいたい同じような雰囲気だなと思ってしまいました。アイルランドの魅力はまさに緑豊かな自然と海岸沿いの独特な地形にあるといっても過言ではないです。私は海沿いの景色を見るのが好きなので港町や海岸沿いの地域をよく訪れました。中でも大西洋側の海沿いは ”Wild Atlantic Way” と呼ばれ荒波によって形成された独特の地形が面白いです。有名なのは ‘Cliffs of Moher’ という迫力満点の断崖があります。晴れの日には水平線がくっきりと引かれ、アラン諸島と呼ばれる島々を見ることができます。ちなみに映画「ハリーポッターと謎のプリンス」の撮影地として使われたそうです。コークからも日帰りバスツアーが出ているのでアクセスは非常に良いと思います。他にも西側には様々な絶景スポットがあるのでぜひ訪れてみてください。
コーク近郊にはいくつか港町があります。私が気に入っているのはKinsaleという、コーク市内からバスで1時間ほどの小さい港町です。街並みがすごくカラフルでコンパクトなので30分程度で町の中心地は周れます。そこから歩いて40分ほどのところにある’Charles Fort’ という要塞跡からは海の景色が望めます。そこへ行くまでにも景色を見渡せる場所があるので探してみてください。また港町なのでフィッシュ&チップスやクラムチャウダーなどの海鮮料理が非常に美味しいです。
もう一つ紹介したいお気に入りの港町は、ダブリン近郊にあるHowthというところです。駅前にはウィークエンドマーケット、港付近にはシーフードレストランがたくさんあります。そして港を背にして丘をひたすら登るとアイリッシュ海を望める崖沿いの道にたどり着きます。ここからの景色は ‘Cliffs of Moher’ とはまた少し違った断崖の景色が楽しめます。ダブリン市内から電車で1時間ほどなのでアクセス良しです。