Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2015年11月号 経済学部 K.A

①カルチャーショックについて

1-1 いくつかの課題にはグループで取り組むのですが、留学生同士ということもあり、価値観が違うためによくミスコミュニケーションが発生します。微妙なニュアンスが伝わらないので共通認識できる数字、期限を多用します。決定事項は口約束ではなくFacebookのメッセージや、G-mail、Evernoteなど何らかの形で常に議事録を残し共有する必要があります。なぁなぁが一切通じないので常にここは私の担当という明確なラインをひいて個人を尊重しながら取り組みます。そうして責任の在り処を明確にするのが私には大きなカルチャーショックでした。

 

1-2イギリス人は傘をさしません。最近は毎日短時間ですが雨が降ります(ひどい天気ですよね)。イギリス人は傘をさしません。みんなずぶ濡れで教室に入ってきます。イギリスには傘が売っていません(Marks & Spenceerでのみ見たことがあります)みんなコートについているフードを被って凌ぎます。私にはなぜなのか全く理解できません。

異文化を理化して受け入れることが異文化交流の真髄だと捉えていますが、理解するのは本当に難しいです。広い心をもっているつもりでしたが足りないようです。この体験は日本では出来ません。日本では日本人が有利ですし、郷に入っては郷に従えのルールがあるからです。やはり自分が異文化に飛び込むことが大切なように感じます。違う価値観、個性、考え方を持つ人々と協力し、新たな価値を生み出すために日々修行中です。

 

②インターンシップ・アルバイトについて

IBCコース受講者は日本語を学ぶ学生に日本語を教えるアルバイトができます。時給は£7ほどで、会話の練習相手や簡単の読み書きの練習に付き合います。クラスに入るのではなく、指定の時間に不特定多数の学生を相手にします。非常に簡単な仕事なので初心者でも問題なく教えられます。前期と後期に募集があり、メールが届くので登録し、面接をパスすれば雇っていただけます。私は後期からこのアルバイトをしようと考えています。

インターンシップについて、こちらでいわゆるインターンシップをするの非常に困難ですが、不可能ではありません。私も絶えずインターンシップの機会を探っています。プレストンは田舎であるために、電車で50分ほどかけてマンチェスターへ出る必要があります。また、こちらではインターン終了後そこで就職することが多いのですが、留学生は帰ってしまうために採用される確率が低いです。加えてインターンシップの盛んな夏休みにはビザが切れるため夏休みには働けません。大学はCV(履歴書)作成にはしっかりと協力してくれるので、質の高いCVをもってあらゆるサイトに自分の情報を登録して自分で面接を取り付ける必要があります。日本のそれとは違い、コネクションが大切ですので教授や知り合いを有効活用すれば可能性はあります。

 

 

(11月上旬にイタリアへ旅行に行きました。イタリアが大好きになったので後期からイタリア語を勉強しようと考えています。)