Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2015年5月号 国際文化学部 M.K

① この留学を振り返って

イギリスでの留学生活も終わりに差し掛かった今、まず第一に考えるのは物事に対する見方の変化や自分一人で生活することの大変さと楽しさです。こちらに来る前は、行ったことのない国で、自分の国ですらやったことのない一人暮らしってどんなだろうと少し不安でした。しかし、毎日自炊をして、掃除や洗濯も家事全般をすることで親のありがたみがわかると同時に、自分の力でやるしかない!という多少の度胸もついたように感じます。 また、イギリスは他のヨーロッパの国からはもちろん、アフリカ圏やアジアの国々、中東地域からの移民も多く、プレストンのような田舎町でさえ、一歩外に出ると様々な国の人と出会います。世界中から人が集まるということはそれだけ多くの異なった考えを持つ人が多いということを意味します。日本人にとっては当たり前のことでも他の国の人からしてみれば違和感以外の何物でもないこともあります。そこで自分のアイデンティティーも持ちつつ、他の文化の考えも尊重するという柔軟性も必要だと思いました。 今ではわざわざ海外へ出なくてもある程度のことはインターネットやメディアを通してわかるようになっています。しかし、実際に自分の目で見て、話してみて初めて気づいた部分も多々あります。私にとって、この留学はただ語学力を伸ばし、知識を詰め込むだけでなく、人間として大切なことをたくさん教えてもらった気がします。

② 帰国後どう留学経験を活かす予定か

日本に帰国後、大学生活は残り1年半となります。今、所属しているゼミではフィールドワーク中心の活動なので、その研究も兼ねて卒業するまでに発展途上国でのボランティア活動をやってみたいと思っております。日本という恵まれた国に生まれ、イギリスというまた恵まれた国に留学をしたことで、逆に豊かな暮らしの背景には何が起こっているのかということに興味が起こりました。また龍谷大学にも毎年多くの留学生が来ているということなので、自分がイギリスでしてもらったみたいに、そういった方たちのためのいろいろなサポートができればいいなと思っています。自分の英語力をさらに高めるためにも毎日できる限り英語に触れていきたいです。さらに来年には就職活動が控えているので、国家試験にもチャレンジしてみようかと考えています。まだ具体的な将来の夢は決まっていませんが、せっかく留学していたことがあるのだから、その経験を活かして英語を使える仕事に就きたいです。 最後に、セントラル・ランカシャー大学への派遣留学生として私を選んでいただいたこと、留学前からずっとサポートしてくださった先生、家族、友達、イギリスで、ヨーロッパで出会った素敵な人たち、そしてそのすべての出会いに感謝したいです。そして、このマンスリーレポートに目を通してくださった皆様、ありがとうございました。

(バース) (チェルシーフラワーショー) (グロスター大聖堂)