Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ゲント大学
2018年10月号 国際学部 A.T

環境について

ゲント大学自体、そしてゲント大学の周りの環境は非常にいい環境だと日々感じます。ゲント大学には日本のように一箇所に複数のキャンパスが存在するのではなく、ゲントの街にいくつものキャンパスがあります。中には本当に大学のキャンパスなのかと疑うほど、綺麗な建物もあります。龍谷大学からの留学はArts and Philosophy の学部に限られているのでキャンパス間の移動はさほどないと思いますが、もし他の学部の授業をとるのであれば、徒歩30分ほど離れたキャンパスへの移動ともなります。多くの留学生は自転車をレンタルし、移動を楽にしています。

ゲント大学に留学する際は基本的に寮に滞在することになります。しかし、前記事で述べたように早い者勝ちなので、何人かの日本人の友だちは、最初の二週間ほどは入寮待ちの状態でした。寮内の環境は非常にいいと言えます。ただし、自分がどの寮に住むかによって大きく変わります(笑)運です。私のところは非常に恵まれているなと感じます。ゲント大学のHPをみて分かるように、トイレ・風呂はプライベートで快適な環境で暮らすことができます。

 

ゲントの街並みは、ベルギーの他の都市と比べると、歴史的・中世風の建物が多いなと感じます。大きなビルは特に目立たず、落ち着いた空間です。個人的にはゲントが一番と言ってもいいほどです。ですが、寮がある通りの一本違う通りに出ると、Overpoortというバーやクラブが立ち並ぶ通りです。なので、留学に来て、勉強のみならず遊びたいという方は、常に楽しめる場所になるのではないかなと思います。

 

留学と自分

きっと、この記事を読んでいる人もそうでない人も、留学に行った後のことを少なからず考えるのではないかと思います。私ももちろん来る前に多くのことを考えました。友だち、家族、恋人、人それぞれあるかと思います。みんなと離れることは辛いと。でも、私はそこも留学の大事な経験になると考えています。あなたが、私が、留学ができる環境がいかに恵まれているのか。そして、大事な人たちと離れて過ごす生活を送ることによって、自分がいかにどう成長できるのか。

個人的な意見として、日本にいた時に考えていたことは(例えば家族や友だちが恋しくなってとてつもないホームシックに襲われるんじゃないか)、ベルギーに来てから本当に考えなくなりました。もちろんみんなに会いたいと思う時もたくさんあります。でも寂しいという感情よりも、今を、目の前にあることに対してどのように自分が向き合えるのか(それは留学中にできる友だちや家族同然の仲間、学業など)を考えることに必死です。それが何よりも楽しいんです。それがいかにどのように自分の一部となるのか。それは自分自身がどう感じ、行動していくかによって変わることは間違いないですが。

「留学して自分を変えたい」と思う人はたくさんいると思います。でも、みんな何かしら変わるんです、きっと。いやでも。自分をどう変えるのか、変えたいのか、自分をどう形成づけていくのかの方がよほど重要です。今回のは、私の留学経験でもないし、ただのぼやきですが、少なからず誰かが見て、特に留学に迷っている人に、何か感じてもらえることがあったらいいなと思い書かせていただきました。