Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヤギェウォ大学
2023年11月号 文学部 K.T

①「環境について(大学施設/サービス、住居、街並みなど)」

 ヤギェウォ大学の施設は、日本の大学のように一つのキャンパスに学部の建物が集まっているわけではなく、街の中に点々と大学の建物があり、学部によって通う場所が違います。私の学部の建物は旧市街の中にあり、聖マリア教会のすぐ近くです。観光地の真ん中にあるので、窓の外から人の声や音楽や馬車の音がよく聞こえてきます。

 ヤギェウォ大学は寮もいくつか持っていて、私はその中でも市内に一番近い寮に住んでいます。一か月が経ち、だんだんと生活にも慣れてきました。ただ、ひとつ困ったのは、寮に冷蔵庫や電子レンジがなかったことです。Receptionに尋ねれば有料で貸してもらえるそうですが、私が聞いた時にはすでに在庫は残っていませんでしたので、私はルームメイトと折半して小さい冷蔵庫を買いました。冬は気温が下がるので窓の外に食材を置いて保存している学生もいますが、気温や日差しの問題もあるので、おすすめはできません。

 11月になり、少しずつ寒くなってきました。ポーランドの秋は「黄金の秋」と言われるほど木々が金色に色づき、とてもきれいです。毎日公園を通って学校に行くので、木々の移ろいを感じることができます。クラクフには自然や公園が多く、私の寮の前にも大きな公園があります。毎日多くの人がランニングしたり、犬と散歩したりしています。街を歩いて日本と違うなと感じるところは、石畳の道が多いところです。石畳はカラフルなヨーロッパの街並みによく合っていて素敵ですが、初日にスーツケースを持って歩いた時はやっぱり苦労しました。

 

②「11月のポーランドの記念日」

ALL SAINTS’ DAY

 11月1日はポーランドの祝日、諸聖人の日、all saints dayです。11月2日は、亡くなった家族や友人の事を思い出す日、死者の日として知られています。日本でいうお盆のような日だと思います。「リメンバー・ミー」という映画を観た人は想像しやすいと思います。11月1日は学校や銀行やオフィスなどの多くのお店や施設が閉まり、多くのポーランドの人がお花やキャンドルを持って、家族や友人のお墓に行きます。

 私も留学生の友人たちと一緒にCmentarz Rakowickiというクラクフで最も有名な墓地へ行ってきました。画家のヤン・マテイコや演出家のタデウシュ・カントルという有名な方たちのお墓もそこにたてられています。日が落ち切った頃、トラムに乗って行きましたが、すでに大勢の人が集まっていました。キャンドルから立ちのぼる煙で、辺りは少し白っぽくなっていて、赤やオレンジのキャンドルの灯も相まってとても幻想的な雰囲気でした。辺りを照らしているのはキャンドルの炎だけだったので、星がとてもきれいに見えました。供えられている花は菊の花が多く、ポーランドでも菊の花はポピュラーなのだそうです。墓地の外には屋台がたくさん並び、キャンドルやお花、お菓子を買うことができます。家族で来ている方も多く、お菓子を買ってもらっている子供たちを多く見かけました。

 

Independence Day

 11月11日はポーランドの独立記念日です。123年間に及ぶ分割・占領の後、1918年に独立を回復したことを記念する日で、今年で105周年です。街の建物にはあちこちにポーランドの国旗がひらめいていました。クラクフでは、ヴァヴェル城から旧市街を通り、ヤン・マテイコ広場まで軍隊パレードが行われました。パレードではポーランドの民族衣装や軍服を着て馬に乗った騎士を見ることができました。旧市街ではステージが出て、歌手の方がポーランド語で歌を歌っていて、多くの人が口ずさみ、一緒に歌っていたので、有名な曲なのだと思いました。また、たくさんの人がおおきなポーランド国旗を持って歩いていました。小さな国旗も配られていて、私ももらいました。クラクフでは、普段、街のいたるところで小さな屋台でクラクフ名物オブヴァジャネック(ベーグル)が売られているのですが、この日は多くの人が列になってオブヴァジャネックを買っている姿を見かけました。ポーランドの歌を聴いたり民族衣装を見たりすることができて、ポーランドの文化や歴史を感じることができた一日でした。