Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヤギェウォ大学
2023年6月号 国際学部 Y.S

①この留学を振り返って

約一年全く知らない地で1人で生活をした留学生活でしたがもちろん辛いことも楽しいこともありました。

「自分は何のために留学に来たのだろう」

「渡航前に持っていた目標やライフスタイルとかけ離れているのではないか」「何をすれば有意義な時間を過ごせるだろう」

自分自身の1年という限られた時間の中で悩んでいた時はこのような感情がずっとありました。

でもこれは私が留学に対して偏った考えを持っていたからだったかもしれません。当初、留学=勉強と強く思っていたため、現地に着いたらいっぱい勉強して授業に頑張ってついていこうと思っていました。

しかし、実際に学校生活が始まると授業も忙しくなく、レベルも私が期待していたほどではありませんでした。

留学=勉強というイメージや目標を持っていた私は12月ごろに今過ごしている時間がこの留学に使ったお金や時間に見合っていないと感じました。いろんなことを考えた結果、自分の将来に役立つ何かをしようと思い動き始めてから12月以前よりは格段に充実した生活を送ることができました。

これから留学に行く人や同じポーランドに留学に行く人に1つ伝えたいことは「留学=勉強(学問の)」が全てではないということです。

高いモチベーションを持って留学における目標を全て勉強にフォーカスしている人がもしいればそれ以外のことに対する目標も1つや2つ考えてみてください。

そうすれば、勉強に対するモチベーションが下がった時や期待していた勉強ができなかった時、きっと自分自身のライフスタイルの軌道修正に役立ってくれると思います。

 

②留学経験をどのように活かすか

留学生活での1年間は今まで学校・アルバイト・遊びで忙しく考えることもできていなかった自分の人生について深く考えることができました。日本にいる学生よりもヨーロッパにいる学生の方がさまざまな人生経験をし、知識を得ています。ポーランドで出会った友達が「50歳で少しのことを経験した人か、20歳で50歳の人の倍以上の人生経験をした人か、どちらがすごい?確かに年齢では50歳の人の方が上で大先輩だけれども空っぽな人生を過ごしているようでは意味がない」と言っていました。

本当にその通りだと思うし、私自身も自分は本当に何がしたいのかを考え直すきっかけとなりました。

留学で得たものは、人脈・経験・挑戦する力の3つが大きいです。

もともと、型にハマった人生は嫌だとは思っていましたが特に詳細を決めることができていませんでした。

ですが、留学に行く前よりもよりいろんなことを経験したいという感情が増えました。今までは長くても1年後の自分しか見えていませんでしたが、今は3年後を見据えて動くことができています。卒業後はまた違う国に行って新しい経験をしたいと思っています。きっとその時には1年間で培った人脈や経験、動じない心が活かされてくるとおもっています。更なる海外経験を積んで最終的な目標に辿り着くことができれば、このポーランドでの留学は私の人生にとって素晴らしい経験だったと言えると思います。