Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モンス大学
2025年12月号 国際学部 Y.T

 

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

 ベルギーに来る前は、移民が多い国であるというイメージから、治安面について不安を感じていました。特に、日本と比べると犯罪が多いのではないか、夜間の外出は危険なのではないかと心配していました。しかし、実際にベルギーで生活してみると、これまで特に身の危険を感じるような出来事はなく、想像していたよりも安心して日常生活を送ることができています。現在滞在しているモンスでは、日中はもちろん、夜間に外出する際も強い不安を感じることはありませんでした。

 また、モンス以外にもブリュッセルやアントワープといった大きな都市を訪れる機会がありましたが、スリや強盗などの被害に遭ったことはなく、危険を感じる場面もほとんどありませんでした。観光客が多い場所では、バッグを体の前に持つなど最低限の注意を心がけていますが、日本と比べて極端に治安が悪いと感じることは今のところありません。公共交通機関も比較的安全に利用でき、一人での移動でも大きな問題はありませんでした。

 一方で、ベルギーでは1996年に起きた少女誘拐事件をきっかけに、子どもの登下校や夜間の一人歩きに対する警戒意識が高まったと言われています。そのため、地域全体で防犯意識が共有されており、治安に対する配慮が生活の中に根付いている印象を受けました。モンスは学生の多い街で、夜でも大学生がバーやレストランに向かって歩いている姿をよく見かけますが、街全体は落ち着いた雰囲気で、過度な緊張感はありません。こうした点から、ベルギーは注意を怠らなければ安心して生活できる国であると感じています。

 

クリスマス・年末について

 ベルギーでは、クリスマスは一年の中でも特に重要な行事として位置づけられており、とても盛大に祝われます。12月に入ると、都市部だけでなく地方の町でもクリスマスマーケットが開催され、町全体がイルミネーションで美しく彩られます。昼間の雰囲気も素敵ですが、夜になるとライトアップがより一層映え、街を歩いているだけでもクリスマスらしい華やかな気分を味わうことができました。

 この時期に特に印象に残ったのが、クリスマス前によく食べられる「cougnou」というパンです。赤ちゃんの形をしたこのパンは、イエス・キリストの誕生を表しているそうで、ベルギーの伝統的なクリスマス菓子として親しまれています。パン屋やクリスマスマーケットのどこでも見かけるほど定番で、実際に食べてみると素朴で優しい味わいが印象的でした。マーケットでは、ホットワインやホットチョコレートといった定番の飲み物のほか、cuberdonやcroustillons、ラクレットチーズなど、ベルギーならではの食文化も楽しむことができ、食を通してクリスマスの雰囲気を強く感じました。

 クリスマスや年末は家族と過ごすのが一般的なため、多くの留学生が一時帰国し、街は普段よりも少し静かになります。しかし、年越しの際にはグランプラスのクリスマスマーケットにDJが登場し、音楽とともに大きな賑わいを見せていました。年が変わる瞬間には花火も打ち上げられ、とても印象的な体験となりました。こうした行事を通して、普段とは異なるベルギーの一面を感じることができ、忘れられない年末となりました。