Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モンス大学
2025年9月号 国際学部 Y.T

渡航・入国について

私は渡航にカタール航空を利用しました。関西国際空港からカタールのドーハでトランジットを経て、ブリュッセル国際空港に到着しました。関空からドーハまでは約10時間、トランジットが2時間半、ドーハからブリュッセルまでは約8時間で、合計20時間ほどの移動でした。長時間のフライトだったため、快適さを考えて通路側の席を選びました。

空港の保安検査や入国審査は「EU居住者」と「その他」に分かれており、少しわかりにくい印象でしたが、迷うことはありませんでした。入国審査では「滞在目的」と「何を勉強するのか」だけを質問され、スムーズに通過できました。到着後、学生寮の鍵の受け取り時間まで6時間ほどあったため、空港内のカフェで時間を過ごしました。事前にeSIMを購入していたので、通信環境の準備は問題なく整いました。

ベルギーでは入国後8日以内に住居登録が必要ですが、手続きの方法がよく分からず、到着から2週間後に移民局へ行きました。火曜と木曜は予約不要との情報を得たため、パスポートと証明写真をもって、朝から並び、仮登録を済ませることができました。その後は警察の部屋訪問を待つことになります。

ブリュッセル国際空港からモンスまでは電車で一本で行けます。切符は直前に購入できるため、事前にアプリを入れていなくても問題ありませんでした。乗客は少なかったですが、車内にはスタッフが巡回しており、安全に移動できました。

入寮に関しては、到着時に鍵を渡されただけで特に案内はありませんでした。インターネットはeduroamが利用可能です。ただし、共同キッチンには調理器具や食器、調味料、洗剤などが一切備え付けられていなかったため、スーパーやIKEAで揃える必要がありました。

 

オリエンテーション・授業選択について

オリエンテーションとしての説明会はなく、代わりに「Welcome Day」が開催されました。授業に関する詳細な説明はありませんでしたが、モンスの街についてや、留学生のためのバディ制度、学内の様々な活動を行う組織の紹介などがありました。すべてフランス語で進行したため、フランス語が分からない場合は翻訳アプリを事前に入れておくと安心です。聞き取れなくても、後日資料が送付されるため大きな問題はありませんでした。Welcome Dayでは、初めて他の留学生と交流することもできました。

授業については、事前に提出していたLearning Agreementに基づいて履修登録を行いました。授業時間が重なってしまった場合や、追加で履修を希望する場合は10月まで変更可能です。授業の時間割は週ごとに変動するため、必ず最新の時間割を確認する必要があります。

私は経済学部に交換留学していますが、フランス語の語学授業は翻訳学部で履修し、さらに他学部の授業を受けることもできました。フランス語は初級(Beginner)コースでも5ECTSが認定されます。

Welcome Dayを通して、大学の制度や生活面での情報を得られただけでなく、留学生同士の交流の機会も持つことができました。授業選択についてはある程度柔軟性があり、他学部の授業も履修可能な点が魅力的です。フランス語が分からなくてもサポート手段があるので、安心して留学生活を始められる環境だと感じました。