Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モンス大学
2025年10月号 国際学部 Y.T

環境について

10月に入り、気温が一気に下がって秋から冬へと移り変わる季節を感じるようになりました。レジデンスや大学の教室でも暖房を使う機会が増え、街の木々も緑から赤や黄色へと変化しています。

私が通っている Waroque Building には食堂やスナックの自動販売機があり、外で食べるよりも手頃な価格で軽食を取ることができます。各学部のメイン棟には学食があり、Campus Plaine Nimy(翻訳学部) では、ベルギーの伝統料理であるフライドポテトが販売される日もあるそうで、とてもおいしいと聞きました。

図書館は学生証を持つ学生が利用でき、自習用のスペースだけでなく会話が可能な部屋も複数用意されています。席数も多く、勉強に非常に適した環境だと感じました。レンガと白を基調とした内装で、清潔感があり落ち着いた雰囲気です。

また、モンスの観光局のサイト visitmons.be ではさまざまなイベント情報が発信されており、アクティビティを簡単に見つけられる点も魅力です。私が参加した「La Nuit des musées – fête ses 10 ans(ミュージアムの夜 10周年)」では、夕方から深夜にかけて複数の博物館や美術館、歴史的建造物を自由に見学でき、展示の説明や体験型の企画も行われていました。楽器の演奏イベントなどもあり、モンスの歴史や文化に触れる貴重な機会となりました。

普段から金曜・土曜の夜は街がとてもにぎわっており、学生生活だけでなく地域の文化にも積極的に関われる環境だと感じています。

 

はなそう会について


アントワープでは毎月、日本語で「はなそう会」が開催されています。ベルギー在住の日本人や日本語を学んでいるベルギーの方が集まり、カフェで雑談を楽しんだり、日本のイベントに一緒に参加したりするほか、クリスマスシーズンには日本人が多いことで有名なドイツのデュッセルドルフまで出かけ、日本食を楽しんだりクリスマスマーケットを訪れたりする企画もあります。参加は任意で、ベルギーに来たばかりで右も左も分からなかった頃、この会は現地での生活情報を得られる貴重な場であり、日本語で安心して話せる機会でもありました。今後も、日本人や日本文化に詳しい人々との交流を通して、ベルギーでの暮らしに役立つ知識や工夫を学んでいきたいと思っています。

また、ベルギーの方と日本について話す中で、自分の国について改めて考えるきっかけも得られました。文化や日常生活の違いについての質問を受けることで、自分自身が日本について知らなかったことを知ったり、考えたりする機会が増えました。日本についての知識を深めたいという意欲も生まれ、日本文化を学び直す貴重な機会にもなっています。モンスからアントワープまでは片道2時間と乗り継ぎが必要ですが、観光も兼ねられるため、行く価値は十分にあると感じています。