1.環境について
私が通うヴァーサ大学は、海の近くに位置し、自然と調和した美しいキャンパスが印象的です。建物は北欧らしくシンプルで清潔感があり、明るい日差しが差し込む快適な環境で学ぶことができます。図書館は広く静かで、自習やグループワークに適したスペースが整っています。大学の施設全体が整理されており、留学生にもわかりやすい案内表示が多い点がありがたいです。
学生食堂では、日替わりの温かい料理が提供されており、基本料金は1.99ユーロです。指定された数量を超えたり、特別メニューを選んだりした場合は追加料金が発生しますが、それでも日本の大学と比べると比較的安価に感じます。栄養バランスもよく、ランチタイムには多くの学生が集まり、活気があります。
大学周辺の街並みは穏やかで整然としており、道路や歩道が広く、どこも清潔です。中心部にはカフェやスーパーが点在しており、中でもK-Citymarketでは学生証のようなカードを提示することで割引を受けられるため、日用品や食料品をお得に購入できます。街の人々は親切で、わからないことを聞くと必ずと言ってもいいほど対応してくれるため、生活に不自由を感じることはありません。海辺の散歩道や公園も多く、勉強の合間に自然の中でリフレッシュできる点がとても魅力的です。
2.食に関して
ヴァーサでの食生活は、日本とは異なる点が多く、日々新しい発見があります。学生食堂のメニューには魚料理やミートボール、ポテト、サラダなどが多く、フィンランドらしい素朴で健康的な味付けが多い印象です。食堂でフィンランドの伝統的な豆スープを知らずに食べましたが僕の口に合いませんでした。日本に住んでいたフィンランド人の友人は日本人の口に合いにくい料理ではあると言われ納得しました。また、食堂ではパンが無料で食べられるため、主食としてとても助かっています。
普段の朝食や夕食は自炊をしていますが、住んでいる寮やアパートメントによって、備え付けの調理器具の有無が異なります。私の部屋には基本的なキッチン設備があるので、パスタや肉料理を中心に自炊をしています。そこらのスーパーでは日本のような調味料はあまり見かけませんが、K-Citymarketなどの大型店ではある程度のものなら手に入ります。醤油やみりんも購入できます。
また、フィンランド人の友人とお互いの国の料理を振る舞う機会があり、私は日本のカレーを作りました。とても好評で、食を通じて文化の違いを共有できたことが印象に残っています。留学生活を通して、自炊の工夫や食文化への理解が深まり、食事を通じて人とのつながりを感じるようになりました。今では料理をする時間がリラックスのひとときとなり、留学生活の楽しみの一つになっています。
アイスホッケー観戦
海までオーロラを見に行った