Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2010年2月号 経済学部 K.I

テストについて

バレンシア大学で前期のテストは冬休みが明けるとすぐに始まります。普段の授業から先生たちが「この部分はテストに出るから、良く勉強しておくように」という場合もありますし、テスト問題をそのまま言う場合もあります。冬休みはクリスマス・大晦日・3賢者の日と様々な国民的行事が多くあり、街中は活気にあふれ、賑やかになりますが、寮の学生たちはそれらの行事が終わると、すぐに寮に戻ってきてテストに向けて勉強を始めます。基本的にテストは筆記なのですが、日本の大学のように暗記すれば乗り越えられるようなテストは少なく、しっかりと内容を理解していないと難しいと思います。テストは1月中に終わり、合格できなかった場合は後々に再試験をする場合もあるようです。長い試験が終わると後期の授業がすぐに始まるので、学生はテストが終わったからといって一段落する時間もないようです。しかし、皆のテストが終わった次の週にはテストの打ち上げをBARでやったりするなど、勉強のオンとオフの切り替えがしっかりしています。

 

 

余暇の過ごし方

先月にやっとビザを取得することが出来たので、ネットで安い航空券を探して旅行のプランを立てています。(基本的にビザ申請中はスペインから他の国に旅行することは出来ません)安い時には7ユーロぐらいで他のヨーロッパの国に行けるので、そういった安く行ける国を探して旅行をするのが1つの楽しみです。

 現在通っている語学学校で、5月に行われるDELEの対策講座が3月の中頃から始まるので、寮にいる間は基本的にスペイン語の勉強をして過ごしています。

 毎週月曜日には所属している寮のバスケットチームの試合があるので、日曜日にはサイクリングや散歩をしたりして、のんびり過ごすことが多いです。私は小学生のころからバスケットをやっていたので、スペインのバスケットは日本のバスケと何が違うのか?ということに興味があり、プレーできることを楽しみにしていました。なので、毎週寮の人達と一緒にプレーして、体を動かすことが一番のストレス解消になっています。

 3月にはバレンシアで最も大きな祭りである「火祭り」があります。火祭り自体が始まるのは3月に入ってからですが、すでに2月の終わりごろから爆竹の音がして、お祭りモードが始まっています。

 

 

自由テーマ

最近あった日本からの荷物の郵送に着いて書こうと思います。1月の初めに母から服などの入った荷物を送ってもらった所、スペインの税関に止められました。中に何が入っているのか報告しなさいと通達が来たのでFAXで中身を申請すると、200ユーロ支払わなければ、荷物をそのまま日本に送り返すという知らせが来ました。このことを語学学校にいる日本人スタッフの方に相談すると、理由は良く分からないが最近アジアから来る荷物は税関で止められることが多いらしいです。韓国人の人は韓国に荷物を送り返された際に、中身が抜かれていたことがあったようです。同じ語学学校に通っている日本人の方も税関で止められて100ユーロ請求された時に、何故止められたのか説明を求めると理由を教えてもらえず、とりあえず支払えとだけ言われたそうです。この方の場合は支払って荷物を受け取ったみたいですが、私の場合200ユーロという額はあまりにも大きいので支払わずに日本に送り返そうと思います。

 スペインでの生活はのんびりとしていて私には合っているのですが、こういった思いがけないトラブルがいくつかあるのが、いかにもスペインらしいと最近は思うようになりました。