Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2013年10月号 経済学部 F.B

・環境について

寮とその周辺施設について紹介したいと思います。僕の住む寮は大学、語学学校の両方が徒歩10分以内に位置するため移動する上ではとても便利です。日本で調べた際には留学生が多いとのことでしたが、実際に来てみると地方から大学に通うために出てきたスペイン人が多くルームメイトも4人中3人はスペイン人です。最初の頃は彼らの話すスペイン語の速さに圧倒され続けていましたが、時間の経過と共に慣れてきました。また大学や語学学校の課題でわからないところがあれば丁寧に教えてくれるので彼らにはとても感謝しています。また食事は三食、寮費に含まれているため毎日温かい食事を取ることができます。パエリアやトルティージャといったスペイン料理を中心としてハロウィンの時には特別メニューが出るなどとても充実しています。またダイエット志向の強いスペイン人のためにダイエットメニューもあり、予約すればこちらに変更をすることもできます。食事が付いているため他の寮よりも比較的寮費は高いですが、買い出しや献立などわざわざ考えなくて済むので個人的には勉学に集中できる最適な環境だと思います。周辺にはスーパーマーケットやバーなどが多く存在するため生活をする上で何も問題はありません。市街地からは2駅ほど離れてはいますが、電車やバスを使えばすぐに行くことはできますし、僕の場合はルームメイトが車を持っているため彼らに頼めばすぐに連れて行ってくれるのでとても助かっています。

 

・自由テーマ:スペインにおける日本文化

ヨーロッパでは日本のアニメや漫画が人気で、僕が日本人だとわかると相手の方からそれらの話をされます。それ以外にも日本へ関心を持っている人も多く様々な質問を受けます。よく、日本の事を知ってから海外へ行くべきだと言われますがその通りです。僕は現地に来る前に「スペイン人が日本人によく聞く質問」といった類いの本を数冊読みました。漫画やアニメは除いたとしても日本の歴史や宗教、文化については答えられるようにしておいた方がいいでしょう。また街には寿司を中心として数多く日本食を扱ったレストランがあります。しかし値段が高い上にそのほとんどを中国人が経営、調理しているため日本人からすると別の食べ物のように感じます。日本を訪れたことがあるという現地の友人も日本で1度本物の日本食を食べてからはもう行けなくなったと語っていました。