授業紹介
「授業について」
Vilnius Universityの1セメスター目で勉強していることは、以下の通りです。
・National Minorities in Lithuanian and East Central Europe (1918-1939)
・Socio-cultural Studies in the Lithuanian Context
・Lithuanian Language Ⅰ/Ⅲ
・History of Lithuania
・History of Lithuanian Language
全ての授業について説明することはできないので、うえから1つ目と3つ目について話します。
National Minorities in Lithuanian and East Central Europe (1918-1939)は、この時代の少数民族についての授業です。リトアニアだけでなく、バルト三国は、様々な国によって支配され、ラトビアニ関して言えば、本土決戦がおきた国です。このような時代背景の中、主なNational Minorityの内容がユダヤ人になります。
ユダヤ人は、自国の国を持たないが、独自のアイデンティティーをもつ民族です。ナチスなどによって大量殺人が実施されてしまったことによって、リトアニアにいたユダヤ人がほぼ0%にまで減ってしまった事実があります。しかし、このような悲劇が起きた中でも、現在のリトアニアには、ユダヤ人コミュニティーが存在します。
このようなことから、授業で習ったことと歴史的地区をリンクさせることができます。
Lithuanian Language Ⅰ/Ⅲは、この授業の名前からわかるようにリトアニア語を英語で勉強する科目です。これは、週に三回あるハードな授業です。リトアニア語について簡単に説明すると、インドヨーロッパ語の中で最古。そして、世界の全ての言語の中で最古の歴史を持ち、文法が複雑なため、一番難しい言語と言われています。難しいことには変わりはありませんが、日々の生活で役立つので、選択することをお勧めします。
「11月1日 リトアニアにとって重要な祝日」
11月1日。この日はリトアニアとって重要な日です。
All Saints’Day、聖人の日と呼ばれ、先祖や天国で生きている人々が帰ってくる日と言われています。日本で言うと、「お盆」に近いものですね。
リトアニアは、キリスト教の国と呼ばれるほど、人々の生活にキリスト教が身近にあります。そのため、11月1日の前日の10月31日。日本でもHalloweenを街で賑やかに騒ぐところもありますが、この国では、ナイトクラブやパブでHalloween Partyをするぐらいです。
それでは、本題に戻りたいと思います。
All Saints’Day。この日にリトアニア人がすることは、スーパーでランタンを買い、教会でミサを聴く。最後に、暗くて幻想的なお墓でランタンに火を灯すことです。一番の目的が、戦争の犠牲者、1991年の独立の際にテレビ塔の下でソビエトに殺された人々、大統領、ナポレオンのもとで戦い犠牲になった兵士、そして、親族。すべての人の活躍、生きていた証を振り返り、命について考えなおすことです。
死者と血のつながりがなかったとしても、彼らへの敬意が含まれたランタンを置くところが日本との大きな違いだと思います。
私は、寮の近くにある「Cemetery in Antakalnis」というところに行きました。この墓地は、元大統領の墓があるなど、有名人や偉人のお墓があるとても大きな場所です。はじめは、ロマンティックな場所という印象しかありませんでしたが、一つ一つのお墓をみて「この人は、この時になくなったんだ」「彼女は、妊娠していたけどソビエトに対する独立運動の中で殺されてしまったんだ」「この人は、今年亡くなったんだ」と。とても感傷的な場所であると考えを正されました。
私の言葉とこれらの写真からでは、実際の雰囲気を感じることができないので、訪れるべきです。