授業について
今回は今学期受講している授業について少し紹介します。今期はヨーロッパに留学していることもあり、EUやポーランドの経済についての授業を中心に受講しています。European Integrationの授業ではEUが作られるまでの過程を経済の視点から学び、The EU Budgetの授業ではヨーロッパ統合の過程を財政面から学んでいます。これらの授業に出て来る具体例がポーランドのものであることが多く授業で教わる知識に加えて、ポーランドの一般的な知識も増やせる点が留学ならではの経験であると感じています。現地に来て一番面白いと感じる科目はTransition Economicsです。この授業では1946年から2000年の間に起こった東ヨーロッパ諸国の経済ついての理解を深めることができます。東欧諸国はソ連の支配を受け、社会主義体制を敷いていた国が多く、それらの国がソ連解体後にどのように資本主義経済へと移行したのかという問題について詳しく知ることができます。成績評価については期末テストで成績のほとんどが決まる科目が多く、どのような結果になるかあまり予想がつきません。周りの友達は試験はそれほど難しくないと言う人が多いですが、留学前、経済の知識をほとんど持っていなかった自分にとって油断は禁物です。
ポーランドの祝日について
ポーランドではSaints Day(11月1日)とIndependence Day(11月11日)という大きなイベントが2日ありました。Saints Dayは故人を偲ぶイベントで日本のお盆のようなものです。ポーランドの人々は祝日を使いお墓に行き、先祖の墓にキャンドルを手向けます。私もその伝統に参加したいと思い、ワルシャワで一番有名なお墓に行きました。カトリック式のお墓が多く、十字架が付いていたのでとても新鮮でした。さらに、有名な故人のお墓の前には多く、キャンドルが供えられておりとても美しかったです。Independence Dayはポーランドの独立記念日であり、多くの人が市街地で行われるパレードを見に行きます。しかし、2015年に保守政党が過半数の議席を獲得したことにより反移民運動やEU離脱派の人が増えています。そのためナショナリズムが高揚し、過激派の多くはパレードの中で爆竹などを鳴らすので一人でのパレード見学は危険です。幸運なことに私はポーランド人の友達と一緒にいたので身の危険は感じませんでした。日本の独立記念日は祝日であるが何もしないイメージが強いので、このような経験をできるのも留学の楽しみの一つです。