Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2018年2月号 国際学部 S.F

試験について

期末試験は龍谷大学と同様に1月の中頃から2月の初旬にかけて行われます。SGHではレポートではなく、テストとプレゼンテーションで成績が決まるという授業がほとんどです。私は1月に1つのプレゼンテーションと6つの期末試験がありました。テストは選択問題形式のものもあれば記述形式のものもあります。私が受けている科目は、Sustainable Development, International Economics, Polish for Beginnersが選択問題でTransition Economics, European Union Budgetが記述式、European Integrationが記述・選択混合問題です。留学生が受けることのできる科目の多くは基礎科目のため基礎的な知識を問う問題が多いと言われています。しかし、記述式問題の場合は質問に対して具体的かつ論理的な回答をしなければ試験に合格できない科目もありました。European Integrationについては選択問題と記述試験の両方で合格点に達さないと単位取得とはならないのでそのような科目は苦労しました。Project Risk and Value Managementの授業はテストがなく、グループワークの取り組みで成績の全てが決まります。そのためグループのメンバーとミーティングやSNSを通じて積極的にコミュニケーションをとり続けることが重要なポイントです。試験期間には図書館が朝の8時から早朝の5時まで空いているので多くの人が深夜まで残って勉強している姿を見かけました。経済専門用語などを英語で理解することはとても時間がかかり苦労することもありましたが、なんとかテスト期間を乗り越えることができてよかったです。

 

一学期間を振り返って

今振り返ってみると9月から1月末まであっという間だったなという感想がまず思い浮かびます。ポーランドへ来てよかったなと思うところは多くあります。一つ目は、ロシアとドイツ両国からの支配を受けた国であるため歴史面で多く学ぶ点があることです。博物館や記念館が多くありそこに訪れることでポーランドがどのような国であるかより深く知ることができます。残りの時間を使ってさらにポーランドについての理解を深められたらと思っています。二つ目は、ヨーロッパではサッカーが一番人気のあるスポーツなのでサッカーについての話で他の学生たちと盛り上がれることです。今年の夏に行われるW杯で日本とポーランドが対戦することになったので、それに関してもポーランド人の友人とよく話しました。暖かくなるにつれボールを蹴る環境が増えるので次学期はサッカーを通じた交流イベントに積極的に参加しようと考えています。一方で、この4ヶ月間の中で苦労することも多くありました。一つ目は、友達作りが前回の留学のようにうまくいかなかったことです。前回の留学では寮が開催するイベントに多く参加し、心置き無く話せる友人と出会うことができましたが、今回の留学ではバーやクラブなどのイベントが多く、お酒が弱い自分にとって頻繁にイベントに参加する勇気が持てなかったです。そのため最初の2ヶ月間はそれについて悩んだこともありました。二つ目は、英語力の無さです。今回の留学が二度目であるからといって授業が簡単に感じ、他の学生とのコミュニケーションが不自由なく取れるとは限りません。英語に限らず、日本語を含めた他の語学の向上は一生続くものなので、現時点の自分のレベルを認識し、足りていない部分を伸ばすことを忘れずに残りの時間を過ごそうと思います。これらの経験を踏まえて残りの留学生活をより充実したものにすることがこれからの目標です。