1、 環境について
プエブラ市はとても大きな町です。しかし京都市と違って、地下鉄などの鉄道があまり整備されていないので、camiónと呼ばれるバスや、自家用車が住民の足替わりとなっています。camiónの乗車料金は一回につき6ペソ(約36円)なので非常に安く、本数も多いので非常に利用しやすいです。しかし、日本の鉄道のように決まった時間に来るわけではないので、余裕をもって利用する必要があります。そしてメキシコの道路は日本の道路と比べて、道路の陥没や、topeと呼ばれる凸のようなもの(車の速度を下げるため)があるため、非常に悪路が多いです。そのため、camiónの乗り心地は非常に悪いです。朝や夕方のラッシュ時には、座れないことが多く、日本の満員電車と同じような状態になります。夜間や早朝はスリや強盗(包丁を突き付けられ、携帯や財布などを盗まれるなどといった事件)が起きることがあるようなので要注意です。実際に8月から9月下旬までの期間で、私の知り合いの中だけでも2人が強盗に遭いました。基本的には、携帯や財布などを人目につかないようにすることが重要なようです。
プエブラ市はまた、世界遺産に登録されているので、centro地区を中心にたくさんの歴史的建造物を見ることができます。京都はたくさんの寺社がありますが、プエブラ市にはたくさんのカトリック教会があります。中でも最も大きいのは、ソカロにある大聖堂です。メキシコ国内で最も大きいカトリック教会だといわれています。
2、 メキシコの食生活について
メキシコの食生活は日本とは全く異なっていて、基本的に辛い料理が多いです。ポップコーンやポテトチップスなどにも、サルサと呼ばれる辛いソースをかける人が多いです。そして、メキシコ人が辛くないと言ったとしても、日本人にとってはすごく辛いことが多々あるので注意する必要があります。ですが、辛いもの好きにとっては天国かもしれません。日本食の味付けとは全く違うので、私は到着して1週間もたたないうちに、日本食が恋しくなりました。お米などもあるのですが、日本のものとは全く違うので、日本から持ってくるとよいと思います。私はもともとお腹が弱いため、最初の一か月は何を食べてもお腹を壊す状態が続きました。2回ほど病院に通い胃を強くする薬を飲みました。その後は、何でも食べられるようになりました。
メキシコは食べ物がとても安いです。大学のカフェテリアでは、ハンバーガーが200円程で売られています。それだけでもお腹はいっぱいになります。メキシコ人に量を少なめでと頼んだとしても、日本の普通盛りくらいの量が出てきます。飲み物はコカ・コーラがメインです。メキシコはコーラの消費量が世界一らしく、水のように飲んでいます。価格も500mlのペットボトルで約60円なので日本の半分以下ですね。ちなみに、メキシコには3ℓの巨大なペットボトルがあります。糖分の過剰摂取は体に害なので、飲みすぎには注意しましょう。